男はつらいよ
プロット
日本
08月27日 1969 台灣上映
新・男はつらいよ
プロット
日本
02月27日 1970 台灣上映
男はつらいよ 奮闘篇
プロット
日本
04月28日 1971 台灣上映
男はつらいよ 純情篇
プロット
日本
01月15日 1971 台灣上映
男はつらいよ 望郷篇
プロット
日本
08月26日 1970 台灣上映
男はつらいよ フーテンの寅
プロット
日本
01月15日 1970 台灣上映
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続男はつらいよ評論(12)
シリーズ2作目、産みの母親に会う重要な作品。切ないままかと思っていたらラストシーンでひと安心。
寅さんは、周りの人達に許容されて大事にされて生きてきましたが、母親と言う他者を許すことができるのかというのが、今作のテーマでは?と思いました。寅さんとミヤコ蝶々さんの唐突な出会い、そしてさりげないラスト。ふたりのやりとりが何とも言えない人間愛に溢れていて、山田洋次監督から、「もっと人を愛しなさい」と言われた気がします。先生のお嬢さんの「とらちゃーん」という呼び方も、凄く可愛らしかった。
山田洋次監督の作品は、近年の作品しか鑑賞したことがなかったのですが、こんなに素晴らしい大衆娯楽作品を一線で作られてきているので、天才としか思えません。
ミヤコ蝶々は寅さん以上の存在感。男女の差の問題ではなくて、これはやはり人生経験でしょう。寅さんというか、渥美清も蝶々さんには勝てない。
でも、蝶々さんは言葉の端々に純情さを感じます。お婆さんといってよいような年なのに(失礼)。そこはすごいです。気持ちは持ちよう、というのは本当だと思います。
蝶々さんはその気持ちそのものの役柄です。この人を寅さんのマドンナにすればこの映画も変わったでしょう。寅さんの母親は似合いません。
蝶々さんこそ生涯現役です。その魅力を日本の芸能界(上方芸能界)は十分に生かせないで終わったと思います。残念。
寅が生き別れのお母さんと会う。さくらがもう母親になっていた。ヒロインの佐藤オリエさんの「とらちゃ~ん」と呼びかける声がとてもかわいらしかった。今回も旅先が京都だった。冒頭で当たり前のように蒸気機関車がバックしていた。