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シンクロニック評論(6)
人体について医学では未だに解明できていないことが数多くある。解明できたと思っていることも実は違っていたということも数多くある。本作品のように人間の脳の松果体に謎のドラッグシンクロニックが作用してタイムトラベルが出来るという設定もあながち無理筋ではないのかもしれない。
フォイエルバッハの「唯心論と唯物論」を読んだのはいつの頃だろう。内容はもう忘れてしまったが、最終的に唯心論を否定していたような記憶がある。唯心論は様々な解釈があるが、当方のわかりやすい解釈では、唯心論とは認識の主体(つまり自分)が認識しているから世界が存在するというものである。自分がいなくなれば当然ながら自分の認識が消滅し、世界が存在しなくなる。
本作品で言えば、自分が認識しているものが現在であり過去であり未来である。そのあたりから飛躍して、だから薬を脳に作用させれば過去に行けるという理屈である。無理矢理ではあるが、そういう設定での物語なのだ。理論物理学が好きなスティーブが唯心論の現象を信じるのもなにかの皮肉だろう。
それにしても薬を飲めば数分間だけ過去や未来に行けるというのは、なかなか面白い。当方にも行ってみたい過去はないこともない。そこに行ったからと行って多分何もできないだろう。過去を変えてしまえば未来の自分は違う自分になり、過去に来ることもなかったという所謂タイムパラドックスにハマる。
しかし量子力学ではパラレルワールドの可能性も否定しないから、レコードの針をどこに落とすかによってどの時点にでも行ける場合がある。過去と現在の行き来を薬によって可能にすることもできるのかもしれない。そんな気もしてきた。本作品は大して面白い映画ではないが、タイムトラベルの考察のきっかけとしては、いささか存在価値のある作品と言えるだろう。