ダム・マネー ウォール街を狙え!
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02月02日 台灣上映
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昭和残侠伝 人斬り唐獅子評論(1)
王道パターンに若干飽きてきてる。
ディテールは違うものの展開が変わらないのだが…古き良き慣習なのかもしれない。
今回は片岡千恵蔵さんが出てる。
耳にずっしり響く重低音。さすがの貫禄だった。
今回の話はちょいとややこしく…対立する全ての組に健さんは関わってる。のだが、実にスムーズに話はまとまっていく。
恐るべし構成力。
ところがよくよく考えると、健さんよりも池部さんのドラマの方が数段濃厚だ。
影の主役と言ってもいいくらいに。
とにもかくにも「渡世の仁義」ってのは理解し難く…今回も色々とそのしがらみが大変なわけだけども、最早異次元のようだ。
今まで異次元とまで思えた事は無かったんだけど、ややこしい設定を収束させる為には使った力技がそう思わせるのかもしれない。
殴りこみを前にヒロインと決別する健さんに、何故だか涙がこみ上げる。
その道中、例の如く池部さんがいるのだが、これまたグッとくる台詞が…。
そして何より印象に残ったのが千恵蔵御大。
不意打ちに来た東雲組が開けた襖の向こうには、またたび姿で腕組みする御大が。
グッと目を開け立ち上がる姿にとてつもない凄味がある。結構な秒数使って立ち上がるんだけど、目が離せん。
当時のカメラマンは鳥肌が立ってたんではなかろうか。
相変わらず高倉x池部は最高にいなせなのである。