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映画ドラえもん のび太の南海大冒険評論(6)
すべてが雑で斬新さはゼロ。
採点の1点は最低限映画としては成り立っている点を評価してのこと。
〇シナリオ全般
まずお決まりの四次元ポケット使用不能展開から始まり
ドラえもん映画の名物である美味しそうな食事シーンはまさかの全カット。
序盤の目的であったはずのグループ研究については中盤以降話題にすら上がらず
エンディングですらそのことに一切触れない適当っぷり
〇アクションシーン
トムとジェリーのような子供向けトゥーンアクションがやりたかったのかもしれないが
子供向けにしたかったにしても雑すぎる。似たような展開が多く、
どこかで見たようなアクションばかり。いくらなんでも子供をバカにしすぎ。
〇感動シーン
とにかく家族の再会シーンでジャイアン辺りを泣かせておけば雰囲気が出るだろ
とでも言わんがばかリの雑すぎるシーン。何度でも言うが視聴者をバカにしすぎ。
〇お色気シーン
無し。一切無し。
強いてあげるならしずかちゃんの水着シーンあり。以上。
限定ヒロインのベティに至っては服装自体一切変化なし。
〇エンディングシーン
シメ方すら過去作の丸パクリな手抜きっぷり
・中盤に助けてくれた動物がタイムパトロール隊員でした→それ日本誕生じゃん
・最後にタイムパトロール隊員が敵基地を発見しボスを逮捕して終わり→それ日本誕生じゃん
海賊船の帆にドラえもんが描かれることだけがこの映画の唯一のオリジナル要素と言ってもいいかもしれない。
しかしエンディングで「キャプテン・ドラエモーン!」とキッドが叫ぶが、
キャプテンと認めておいて、そのキャプテンを自分たちの船の海賊旗にするだろうか?
自分の命と同等の船の顔といえる海賊旗に別のキャプテンの顔を描く。意味がわからん。
〇挿入歌
大人の事情を感じずにはいられないレベルの低いOP、EDのテーマソング
正直聞くに堪えない。子供向け映画を作っておいて
大人の事情を見せるようなことをする一貫性皆無の采配。
ドラえもんの映画はレベルが落ちたと散々言われているが
この作品前後でその声が大きくなったように記憶している。
こんな作品を作っているようじゃ仕方のないことだろう。