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アンツ評論(1)
『アンツ』
アリの世界を舞台にしたドリームワークスCGアニメ。
ピクサー/ディズニーの『バグズ・ライフ』との競作・同時期公開が話題に。
何と言っても、この超豪華声の出演!
ウディ・アレン、シャロン・ストーン、シルヴェスター・スタローン、ジーン・ハックマン、アン・バンクロフト、クリストファー・ウォーケン、ダン・エイクロイド、ジェニファー・ロペス、ダニー・グローヴァー…!
こういう作品にウディを起用したのがユニーク。
彼演じる働きアリのZは、神経質でインテリチックな皮肉屋で…ウディそのもの。
人間世界にもアリの世界にもウディみたいな性格はいるようで。
他のアリたちも演者のイメージが反映されている。
ストーリーの面白さ的にもキャラの可愛さ的にも、圧倒的に『バグズ・ライフ』の方が人気で、こちらの知名度は低い。あのテーマ曲はバラエティーでも使われ、知ってる人はいるかも…?
でも、人間社会をアリの世界に置き換えた…と言うより、紙一重のような社会構図の風刺。
ベタではあるが、主人公アリの奮闘。
アリたちの大群衆や洪水などのCG技術。
決して『バグズ・ライフ』より見劣りしていない。
再見の価値…キャッチコピーに掛けて言うなら、『アンツ』にだって輝くものがある!