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ミナリ評論(20)
けれど、この家族のここに至るまでの経緯や背景があまり描かれておらず、いまいちしっくりこない。
エンドロールに流れるメッセージにも少し違和感を覚えた。そこなのか?
なのでこのレビューを見た人は嘘と思わずに、「韓国映画ではない」と思って見て欲しい。
「とはいえ韓国映画なんでしょ」と思ってはいけない。これは韓国映画ではないのだから。
この話は家族、人生、家族、農業そして家族の話だ。
そしてアメリカ映画だ。
韓国映画ではないからね。ほんとに。まあ韓国人出るんだけど。
全ての人々に祖母は存在、実在し、人の為に仕事をする、行動を取る事の意味を教えてくれる
父は自分の夢を諦めきれず、家族を振り回し、最終的には家族の水を奪ってでも自分の夢を叶えようとする
祖母は、ミナリを植え、孫のため、家族のために家に水を運ぶ
そして、父の夢を奪うと同時に、家族に未来を与える
これからも家族のため、ひとのために、自分のやりたい仕事に没頭することを忘れてはならないことを教えてくれた、この映画と祖母に感謝する
追記
母親は江口のりこに似すぎている。
二つ目は虫のなく音を久しぶりに聞いたこと。懐かしかった。この映画は映像も音楽も自然の音もとても美しかった。
三つ目は🎴。昔、お正月になると祖父、父その他親戚が座布団の上にバシバシと勢いよくやっていたのを思い出した。
四つ目は、韓国の人達はどこに住んでも、部屋のしつらえとお料理は韓国であること。お箸もスプーンも銀で、壁には色鮮やかな飾り、お部屋きれいで、必ず美味しいキムチがあって、立て膝で座って。韓国の学生結婚夫妻の妻が作ってくれたご飯は全部美味しくて、学生寮の部屋なのに豪華な座卓や箪笥があった。よく激しい夫婦喧嘩してたけれど、日曜には二人連れ立って教会に行っていたことを思い出した。
五つ目が、おばあちゃん!私の二人のおばあちゃんをたっぷり思い出した。二人とも働き者で、それはそれは孫を可愛がってくれて、二人なりのミナリがありました。ユン・ヨジョン、素晴らしい!
Davidとハルモニ、よかったね。
日本では、L字型の針金のロッドを使ったりすると思う。
解き明かされてはいないが、昔から語り継がれる先人の知恵だ。
(以下ネタバレ)
僕は、エンドロールで流れる
「すべてのおばあちゃんに捧ぐ」
が、なんか重要なメッセージのような気がしてならない。
おそらく祖国では、
父や母に従い、
結婚しては、
夫に従い、
そして、移民として見ず知らずのアメリカにやって来て、
子供に従い、
子供を励まし、
孫を励まし、
家族を照らし、
家族を結び付け、
挫けず、
逞しく、
祈り、
皆を導き、
この作品のおばあちゃんほどじゃなくても、多くのおばあちゃんは、雑草のように、そう、ミナリ(セリ)のように、強く生きてきたのだ。
祖母を思い出す。
多くの人に届くメッセージがあるのではないかと思う。