サムライ(1967)

6.9/10
共16評論
類型   プロット
時長   107分
地區   フランス
台灣上映   03月16日 1968
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サムライ(1967)劇情

フレンチフィルムノワールの名匠ジャン=ピエール・メルビルがアラン・ドロンを主演に迎え、一匹狼の殺し屋の生きざまを描いた名作。中折れ帽とトレンチコートを身にまとう孤高の殺し屋ジェフは、コールガールの恋人ジャーヌにアリバイを頼み、仕事へ向かう。今回の標的であるナイトクラブの経営者を首尾よく暗殺するジャンだったが、現場を立ち去ろうとした際に女性歌手ヴァレリーに顔を見られてしまう。警察の一斉検挙によりジェフも連行されるが、ヴァレリーが面通しで嘘の証言をしたため釈放されることに。しかし刑事はジェフを疑い、彼に尾行をつける。共演に「カビリアの夜」のフランソワ・ペリエ、当時ドロンと婚姻関係にあったナタリー・ドロン。

サムライ(1967)演員

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サムライ(1967)評論(16)

Rueesybhvr
Rueesybhvr
アランドロンは不思議な役者ですね。
この映画を含めて性格俳優と言うか、無表情で棒立ちで、それが存在感になるのですが、日本では稀代のハンサム俳優としてもてはやされているわけです。
フランス映画は粗悪な作品が多く観るのを躊躇う事が多いのですが、二重螺旋の恋人など、最高のものもたまに出るので、なかなか難しいところです。
高倉健はセリフ覚えが悪いので、寡黙な役にしか出来ないところからいいイメージに繋がる幸運があるのですが、アランドロンもなんらかの神経障害がいい面に出たのかもしれません。
不思議な現象ですね。
日本人がフランスに憧れるのも幻想と言うか、幻覚に近いものです。
Nkisosmhxpg
Nkisosmhxpg
本作において、“サムライ”と直接結びつくのは冒頭に掲げられた文言だけで、あとは殺し屋の日常が淡々と描かれていくのみ。おそらく監督は、この孤独な生き様や、何事にも特殊なこだわりを持った生活様式を、サムライのそれと重ね合わせたかったのだろう。

見所なのは、冒頭のシーン。雨の音が絶え間無く続く中、クレジットを映し終えると、ほぼ不動に近かった室内が急にボワンボワンと膨張と収縮を始める。これはカメラを後退させてはズームしたり、ストップ・モーションを加えたりする操作の産物らしいが、この場面を通じて「すべてが動き、同時にすべてがそこにとどまったまま」という象徴的な状況を描きたかったそうだ。

主人公は決して刀を振り回したりしないが、かくも精神性の部分で、サムライにも似た特殊な境地を表現しようとする。何者にも束縛されず、自由に創造性を羽ばたかせる。そんなメルヴィルの研ぎ澄まされた流儀がとても粋な一作だ。
uslhjd
uslhjd
キレイな映画。堪能した。全体的に淡々として話に起伏が大きくあるわけではないのに目が離せない。
Torncrihetc
Torncrihetc
A・ドロン演じる殺し屋は徹底しているが作品全体もクールで渋い雰囲気を壊さずに突き進む。

殺しの描写を中心には置かずしつこい警察との攻防が繰り広げられる展開と依頼主、組織とのイザコザをシンプルに描く。

尾行する地下鉄のシーンは「フレンチ・コネクション」を思い出し参考にしたか?フリードキン。

ジャームッシュも参考にしたか?「ゴースト・ドッグ」では"葉隠"と"サムライ"の要素が。

映画としての娯楽要素を削ぎ落としたリアルさが素晴らしい!?
Btnieaocel
Btnieaocel
冒頭に武士道の一節が出てくる。よく判らないが新渡戸稲造のだと思う。
外国人は、孤独と侍を結びつけて捉えている。日本での侍の位置付けとは少し異なっている──と思う。
日本で侍が描かれるとき、それは七人の侍のごとく多様だが、孤独のエレメントよりは、概して、秩序を重んじ義理がたく豪胆に描かれる。平生は穏健で、理想は久蔵の宮口精二の感じ。

日本人が侍のイメージを孤独とつなげないのは、おそらくメディアに孤独な男の話が少ないから──でもあるだろう。ふつう、しゃべらない男の映画なんて作ろうと思わない。
転じて、それをやっている映画には自負があるに違いない。フォレストウィテカーのゴーストドッグ、ジョージクルーニーのThe American、ライアンゴズリングのドライブ、フレッドジンネマンのジャッカルの日。孤独で寡黙な一匹狼──それらの基点となる映画がメルヴィルのサムライだと思う。

フィルムノワールという定義があり、それをよく判ってはいないが、個人的には、とても狭義な枠と捉えている。
私見としては、幸福、饒舌、陽気、人情、楽観などの属性を持った人間がひとりも出てこない映画で、何事にも動じない男が自律や掟に副って生きている。
かれは幸福にならないが、不幸にもならない。なぜなら悲劇臭を出さないのがフィルムノワールだからだ。死のうが生きようが、たんなるファクトとして置かれる。

哀感は多少あってもいいが、訴えるのはだめ。仲間や相棒はいいが、仲良しはだめ。女はいいが、情愛はだめ。ミッションを成し遂げるのはいいが、無償はだめ。生き残るのはいいが、ハッピーエンドはだめ。──それが私的認識のなかのフィルムノワールである。

すると誰もが聞いたことがあるこの定義が、ほとんど数作に絞られてしまう。本編はその筆頭だと思う。かえりみて、外国人の定義によって侍を教わったところは大きい。