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セント・オブ・ウーマン 夢の香り評論(20)
このレビューを書くためにもう一度鑑賞したんですが、全く無駄のない描写にあらためて感心しました(^^ゞ
死を覚悟した盲目の退役軍人と学内事件に巻き込まれて悩んでいる名門高の優秀な貧乏学生が、旅の中で、徐々に変化していく二人の心理描写が1つの見どころだと思います🙆
言うべきか言わざるべきか⁉️
自分の将来のためには、言ってしまった方が楽なのに、良心がそれを許さない💦
良心に従えば、厳しい処分を受けるかもしれない💦
それでも、良心に従おうとする青年。
最高の料理と最高の女性を満喫したあと命を絶つはずだった退役軍人。
そして、いよいよ学校裁判。
親の力を借りて裏取引したやつ
実際に悪戯をしたやつ
よりも
友人を守るために言わなかった青年
を一番厳しい処分にしようとする学校
こんなことでいいの⁉️
と思っていたら、そんな気持ちを吹っ飛ばしてくれるような見事な演説💯
この演説は何度聞いても心に響く。
さすが、アルパチーノです‼️
家族が旅行に行き、スレード中佐(パチーノ)だけが居残りだったのに、いきなりニューヨークに旅行に付き合わされたチャーリー。校長のジャガーにいたずらをした生徒を密告せよと言われ仲間は売れないと苦悩する。彼だけが貧乏で奨学生だったが、言うか言わないかでハーバード推薦か退学かという二者択一を迫られたのだ。アメリカ映画ならむしろ悪戯をすることで青春を謳歌するような内容が多いのに、この映画では真逆。大統領をも輩出している厳粛な高校ということもあるが、かなり道徳的にはまともな位置にある。
さて、ニューヨークでの3日間がとても信じられない内容。盲目ではあるが、女が大好きで、付けている香水によって色んな事がわかってしまう。名前、出身地、髪の色、目の色etc.退役軍人で恩給とか障害者補助の金とか、せこせこ貯めていた金をパーッと使ってしまう性格。チャーリーの交通費はもとより、豪華ホテルのスイート、スーツを仕立てたり、リムジンをずっと貸切にしたり・・・次の日突然、彼の兄の許を訪ね、家族から嫌われるのを承知でずけずけと踏み込んでいく。そして、目の見えないことで卑屈になった部分もチャーリーの前では隠せない。最高の女を抱いて、拳銃で頭をぶち抜くという計画を打ち明けるのだ。チャーリーに対しては息子のように扱い、タンゴの流れるカフェでドナ(ガブリエル・アンウォー)という女性に踊りを手ほどき。まるでチャーリーに女を紹介するかのように。圧巻は真っ赤なフェラーリを試乗(2000ドルで)して、盲人であるスレードが運転するシーン。演技とわかっちゃいるのにハラハラさせられたぞ!
「アスピリンと葉巻を買ってきてくれ」と頼み、その間に自殺しようとしたスレード。チャーリーの予感により、寸でのところで回避。その葛藤シーンも見もの。議論の的になりそうだけど、彼は止めてもらいたかったに違いない。というより、止めてくれたら、立派な男と認めようとしていたのかもしれない。
なんとか帰ることになった2人。チャーリーを待っていたのは全校生徒の前で裁判にかけられるような公開懲戒委員会。校長の熱弁もわかるが、もう一人の目撃者ジョージ(フィリップ・シーモア・ホフマン)のダラダラした態度。しかもスレードの予想通り、屈して犯人の名を告げるところ。スレードはチャーリーの保護者役兼弁護役として立ち、全校生徒の前で大熱弁をふるう。だいたい、犯人を罰せずに目撃者を罰するなんてのはおかしいだろ。
それでもこの構図はもしや赤狩りのメタファーなのか?そういや『真実の瞬間』は1991年の映画だし、ちょうど触発されてもおかしくない頃だ。友を売るのは恥だ!てなくらいじゃ、子供向きとしか思えないもんな。まぁ、真実はpussyのみにあり・・・
たしかに楽しめたんですが、間延び感はありましたかね。
でも印象に残る映画でした。
「本質を知る、本物の男」
それを次世代に引き継がせる。
青年は皆、こんな人物と出会い一人前の男に成り、また引き継がせていく。
この輪に入れる男でありたいなと思う。
「潰れた魂に義足は付かない」
「真の人間を形成する信念の道だ」
ひょんなことから出会うスレード中佐に人生教育を受けるチャーリー。
チャーリーもまた汚れのない強い信念を持ち、スレード中佐に生きる希望を与える。
最後の演説シーンはグッときました。
20代で出会えて良かったなと思うし、
歳を重ねてまた戒めのために観たい作品だなとも思います。
「足が絡まっても踊り続ければいい」