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ターナー&フーチ すてきな相棒評論(3)
犬の演技も素晴らしい笑
舞台はカルフォルニア・モントレー半島の港町、飼い主を殺されたブサ犬フーチの復讐劇に手を貸す地元刑事ターナーとの凸凹サスペンスコメディと言ったらトム・ハンクスの面目が立たないかしら。
まあ、それくらい、フーチの個性が際立ちます、フーチはフレンチ(ボルドー)・マスティフというフランスの古い犬種、ローマの闘犬の流れを汲んでいるらしい。賢い犬と言えばシェパードが相場だがあえて不似合いのマスティフを当てたところがミソでしょう、ゆだれは願い下げですがそこらのワンコのように媚を売らず実に人を食ったような飄々とした表情がいい味出していましたね。そういえば女医のエミリー(メア・ウィニンガム)も美人と言うより個性的、ターナーは面食いではなく中身重視というキャラ設定?、子供は5人位欲しいと言うのが伏線だったとは・・。
田舎警察の事件ですから敵役もスケールも小ぶり、ターナーとフーチで何とか手におえるのでサスペンス感や刑事アクションという感じは希薄です。
フーチは見た目は残念でもやる時はやるワンコです、身を挺してターナーを救ったフーチですが結末を二通り作ってモニター試写したところイーブンだったのでこの結末になったようです(映画.comの記述と異なりますね、本作に別バージョンがあるのでしょうか?)
個人的にはフーチ君ブサ犬のくせして獣医さんの愛犬、コリーのカミーユとしっかり出来ていたのねという落ちがワンダフルでした。