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ヘザース ベロニカの熱い日評論(2)
後のシニカルな学園コメディの先駆的作品にもなったというカルト作。
今でこそ「桐島、部活やめるってよ」のような学園ヒエラルキーは珍しくはないが、当時はインパクトあったんだろうなぁ…。
誰の身にも学園生活時には嫌いな奴は居ただろうし、居なくなってほしいなんて思う事も日常茶飯事。
ベロニカも単なる仕返し…のつもりの筈だったのに!
JDはちょっとアブナイ奴で、まさかの実行! さらにはとんでもない計画まで…!
もはやブラック・コメディの域を超えた過激作!
ベロニカがただの可哀想ないじめられっ子と設定されてないのがミソ。
彼女にもいけ好かない点もあり、類は友を呼ぶというべきか、とんでもない騒動への巻き込まれは皮肉というべきか。
これをあくまでブラック・コメディとして見るか、茶番と見るか、窮屈な学園生活への現実じゃ出来ない鬱憤晴らしと見るか、ゾッとして見るか…は、アナタ次第。
ウィノナ・ライダーが可愛い過ぎでしょ!
ちょっと小生意気な性格も感じさせる所もまたgood!
クリスチャン・スレイターがまたクセ者。
二人共、この頃はキラキラ輝いていました。
嗚呼、今は何処へ…。
生々しくえがかれている。
実際、この映画の10年後に、コロラド州にあるコロンバイン高校で、卒業を控えたふたりの生徒が校舎内で銃を乱射。
13人を殺したあと自殺するという映画を超えてしまうような出来事が起こる。
しかも校舎には爆弾も仕掛けられていたという。
まさにそういう意味では先駆的な映画とも言えるけど、そういう先駆けはいらないよ!!