クライング・ゲーム
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フィスト・オブ・フューリー 復活!ドラゴン怒りの鉄拳
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クライング・フィスト評論(1)
普通のボクシング映画というと、一方の人間ドラマを丁寧に描いて感情移入させるものですが、この映画では両者とも均等にドラマを描いているのです。この実験的ともいえる点でもハリウッド映画によくある典型的なプロットとは一線を画しているし、何しろ二人の男がパラレルに映し出され、まるで2本のボクシング映画を観ているような気にさせられるほどの満足感。たしかに、細かな設定や時系列は端折り気味で、「このカットにはどんな意味が?」などと疑問に思えるところもありました。まぁ、これは二人の人生を2時間で収めるのですから、多少のことはしょうがないし、二人とも考えるよりも手が先に出てしまうタイプなので、荒削りであるだけその粗暴な性格も伝わってきたのかもしれません。
もちろん、年代的にはチェ・ミンシクを応援したくなるのですけど、肉親の死に直面したり未来を掴み取る目的で闘っているリュ・スンボムのドラマのほうが泣けてきました。公開時コピーの「過去と闘え。未来と闘え。」という言葉もグサリと響いてくるのです。二人とも実在のモデルがいるらしいのですが、実際でも全く別のボクサー人生。闘わせたくなんかありません。
二人の中心人物以外でもいい演技がいっぱいありました。サンファンの祖母やテシクが知り合ったそば屋の店主。重いシーンが多かっただけに、それぞれ別の映画にした場合、観終わったら立ち上がれなくなるくらいに打ちのめされていたかもしれません。もちろん肝心のボクシングシーンでも、ラストの新人王戦ではリアルの打ち合いと演技の割合が8:2くらいの壮絶な撮影だったらしい。プロ並の特訓までしたというのだから、この試合の迫力は本当に凄かった。
惜しいと思ったのは、二人のウェイト。どう見てもチェ・ミンシクの方が重いように思えるのです(ともにスーパーライト級)。そして、プロとしての実績がないのだから、40歳超えてるとダメなような気も・・・(韓国での条件はわかりません)