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ヤギと男と男と壁と プロット アメリカ・イギリス合作 08月14日 2010 台灣上映
風と樹と空と プロット 日本 07月12日 1964 台灣上映
君とひととき プロット アメリカ 01月01日 1900 台灣上映
僕と彼女とラリーと プロット 日本 10月01日 2021 台灣上映
天と地と プロット 日本 06月23日 1990 台灣上映
愛と死と プロット フランス 09月27日 1969 台灣上映
ユキとニナ評論(7)
〈監督週間〉正式出品作品
②日仏合作
③演技は脚本で場面設定だけし、現場(アドリブ)重視
事前に知っていた情報は、この3点だけ。
映画館は、
水曜日のサービスデーではありませんでしたが、
40名弱と、思っていたよりはお客様が入っていました。これは期待できるかも(笑顔)
☆彡 ☆彡
好きな人は大好きなんだろうな・・・
星5つじゃ足りないんだろうな・・・・・・
両親の離婚があると知った予告編から、
もっと感情を露わにするシーンが多いのかと
想像していたのですが、感情を爆発させるシーンは
皆無に等しく、感動するとかしないとかそういった類の作品ではありませんでした。
一言で表してしまうと
“ユキとニナの成長記録、特にユキの成長記録”
【見所】
①アドリブ演技
現場では設定だけを伝え、基本アドリブで演じられていますので、
ユキとニナの動きはカメラを感じさせないほど自然体です。緊張感の欠片もありません。
だから、あるシーンでは、監督から伝えられた場面設定に
ユキが「わたしはそんなことしない」と反発。別の演技になった。
また、あるシーンでは、お母さん役のリアクションに
ユキが驚いてしまい、完全に素になり、どうしていいのかわからず
うろたえてしまった様子が、そのまま採用されているそうです。
②自然(森)の美しさ比べ
フランスと日本の自然の美しさ比べが見物。
個人的には、幻想的なムードを感じさせられた
フランスの森のほうが好きかな。ストーリー上、
フランスは幻想的、日本は如何にも日本の田舎的な
森を選ばざるを得なかったんですけどね。
③終盤のストーリー
ここで食いつく人と
ドッチラケになる人と、はっきり分かれると思います。
わたしは“食いつき”派でした。
そのシーンまで、両親の離婚を
受け止めるには幼すぎる年齢なのに
リアリティ性が強すぎましたから、
観客を和ませる意味でもアリじゃないでしょうか。
☆彡 ☆彡
見所はあるのですが、
ストーリーに起伏がありませんので、
左前と右後から音響の良い映画館なみに
重低音のきいたイビキが聞えてきました。
でも、こればっかりは仕方のない気がします(苦笑)
わたしも一瞬睡魔に襲われかけましたが
それなりに作品の世界を楽しめましたので、
それなりの評価で★★★☆☆とさせていただきます。
子供が家出をするという話はよくあるけど、この映画の秀逸しているところは、子供が大人の都合よい解釈で描かれていないことだと思う。実に子供らしい子供が登場するし、実に子供のような振る舞いをする大人も登場する。でも、大人なんてそんなものだと思う。
マイク・リーのようだけど、諏訪監督は脚本に台詞を書かないそうだ。脚本の仕事を投げていると言われちゃうかもしれないけど、きちんと自分で監督してるんだからいいんじゃないかな? 素人をユキ役に抜擢したのは正解だと思う。