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ゾンビランド評論(20)
ビル・マーレイがたまんねぇな…。人を殺したのに明るいんじゃよ!!!正しい葬儀は人の区切りに必要なんだな…
ウディ・ハレルソンは『スリー・ビルボード』で再びオスカーにノミネートされるなどして円熟さはさらに増し、アビゲイル・ブレスリンは子役から大きく成長。
特に飛躍したのは、次の3人。
監督のルーベン・フライシャーは大ヒットしたアメコミ映画『ヴェノム』の監督に抜擢。
ジェシー・アイゼンバーグは『ソーシャル・ネットワーク』でオスカーにノミネートされ、マシンガン・トークを活かした個性派に。
だけど何と言っても、エマ・ストーン! 『ラ・ラ・ランド』でオスカーを受賞し、今やハリウッドを代表する人気女優に!
それから、“406号室”はアンバー・ハードであったりする。
当初日本では劇場未公開となる筈だったが、署名運動で劇場公開に。
知る人ぞ知る人気作になっただけじゃなく、色んな意味で貴重な一作に。
と言う事で、2009年のゾンビ・コメディ。
10年後の2019年に監督やキャスト続投で続編が作られ、劇場では観れなかったのでレンタルで見る前に、久々に前作を鑑賞。
ウィルスがあっという間に拡がり、“ゾンビランド”と化してしまった世界。
神経質でビビりな青年“コロンバス”は奇跡的に生き残り、タフな男“タラハシー”と出会う。
途中、“ウィチタ”と“リトルロック”の姉妹に車や銃を奪われるなどしながらも、姉妹が目指すある遊園地へ向かう旅を続けるが…。
主な登場人物はこの4人くらいなのだが、それで充分なくらいキャラが立っている。
ジェシー・アイゼンバーグのヘタレっぷりのハマり役。
アビゲイル・ブレスリンのおマセちゃんぶり。
ゾンビ殺しとお菓子のトゥインキー探しに熱い“ウディ無双”。
だけど何と言っても、またまたエマ! クールだけどそれがまたセクシーで、髪を掻き上げたくなる魅力!
ゾンビ映画らしいグロやサバイバルもそつなく。
生き残る為の“ルール”が、あるあるだったり、時々「?」だったり。そのルールが32個もあって覚え切れないぜよ…。
そんなユル~いコミカルさとロードムービー風が楽しい。
本人役でのSPゲスト、ビル・マーレイは爆笑で場をさらう。幾らドッキリとは言え、ゾンビランドでゾンビのフリしちゃあそりゃあ撃たれるでしょう!
クライマックスは目的地の遊園地でゾンビ群とサバイバル・バトル!
遊園地と掛けて、さながらゾンビ・アトラクション!
ヘタレくんの成長やロマンス、4人が擬似ファミリーになっていく感も絡め、痛快爽快スカッと!
ゾンビ映画数あれど、中でも秀でた快作!
“ウィルス”とか“感染”とか、この現状下で言うのはアレかもしれないけど、
改めて見ても面白い!
さ~て、続編も楽しみ♪
2020年現在では、主役の四人全員が人気俳優としての地位を築き、なんとも無駄に豪華な映画となってしまった今作。
内容はとにかくくだらないボケと殺戮のオンパレードでしたが、人気俳優四人の馬鹿げたやりとりを観られるだけでも満足感に浸れて、とてもよかったです。
10年の歳月を経て、まったく同じキャストで続編が制作されたことには、驚きと感謝を抱かずにはいられませんでした。
ゾンビコメディ?ホラーではない。
B級テイストの話で正直寝そうでした