「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ
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ミックマック評論(20)
まあアメリの監督だなと偏った見方をしました。画面の色合いや、キャラクターの個性が強かったりと、アメリみたいだと、見ていて飽きませんでした。
ジャン=ピエール・ジュネ監督の作品。
ご存知、この人は「アメリ」の監督さん。「アメリ」を一度観ればわかるけど、この人の作品はストーリーを楽しむというより、編集というか演出というか・・作品全体の世界観を楽しむ作品が多いように思う。フランスのコメディタッチの映画はこのパターンが多い。この作品も同じ。よく考えれば、アメリカのコメディも同じか。。各国のユーモアセンスは微妙に違うので、その違い、世界観が受け入れられない人はこの映画も楽しめないだろう。
で、自分は「アメリ」好きなので、何の問題もなく楽しめました♪
ストーリーは単純。
ある事故で頭に弾丸が残ってしまった男「ミックマック」が、その銃を作った武器会社に復讐を果たす、というもの。
復讐と言うより「いたずら」に近いかな?だからこそ、1つ1つのいたずらの仕掛けや結果を楽しんで観れる。
映画全般通して、かなりゆるーい雰囲気。
何となくTwitterっぽいかも(笑)
音楽が郷愁感誘うからかな?古き良き映画を思い出す。「アメリ」もそうだった。
いたずらのツールとしてYoutubeが出てくるのが今っぽい。
こういう使い方は、Youtubeや日本では特にUstreamとかで、日常的に使えそう。
iPhone使ってリアルタイムでUstream配信とか、今なら携帯ツールで簡単に出来るので。スゴイ時代だねー。
何度も観たくなるような映画じゃないけれど、ちょっと気分が落ち込んだときとかに、少しだけ幸せ気分を味わうには良い作品。監督の次回作にも期待してます!
フランスらしいエスプリ(?)の効いたところもふんだんにあり、しかも、テーマはよく考えると、結構重い。
お子さん達にも楽しんでもらいたい。
バジルは仲間になったばかりだというのに復讐に手を貸してくれる連中。その復讐の内容も二つの武器会社それぞれに仕掛をしてお互いに憎み合わせるもの。かなり平和的なんだけど、倉庫の爆発は際どかった(死者ゼロ)。映像はほとんど『アメリ』と同じ雰囲気。日本人の永田鉄男の才能が光る。
ピンチはあったものの作戦Bに切り替えて、偽の戦地で地雷や手りゅう弾で本音を聞き出す。飛行機に乗せる偽装工作も最高に面白い。そしてビデオに撮ってYouTubeに流すという流行の手法で復讐するのだ。胸がすくような気持ち良い復讐劇もいいもんだ。