すべての夜を思いだす劇情

「わたしたちの家」で国内外から注目を集めた清原惟監督が、東京郊外の街・多摩ニュータウンを舞台に、世代の異なる3人の女性それぞれの“ある日”を温かいまなざしでつづったドラマ。高度経済成長期とともに開発され、入居開始から50年が過ぎた多摩ニュータウン。太陽の光が降り注ぐなか、公園と団地がどこまでも続くかのようなこの街には、穏やかで豊かな時間が流れている。ある春の日。誕生日を迎えた知珠は友人から届いた引っ越しハガキを頼りに、ニュータウンの入り組んだ道を歩く。ガス検針員の早苗は早朝から行方不明になった老人を捜し、大学生の夏は亡き友人が撮った写真の引換券を持って友人の母に会いに行く。それぞれの理由で街の中を移動する3人の女性たちは、街に積もり重なる記憶に触れ、知らない誰かについて思いを巡らせる。「ふきげんな過去」の兵藤公美が知珠、「小さな声で囁いて」の大場みなみが早苗、「レジェンド&バタフライ」の見上愛が夏を演じた。2023年・第73回ベルリン国際映画祭フォーラム部門出品。

すべての夜を思いだす演員

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すべての夜を思いだす評論(6)

Errwdarkoim
Errwdarkoim
トークショーを聞いて解釈を照らし合わせられたり工夫を知れたりしたけど映画だけだと面白みを全く感じられなかった。

・多摩先行上映
Pihkmonxssg
Pihkmonxssg
本作にとってニュータウンは一つの題材であると共に主人公ですらあるのかもしれない。昭和の高度成長期を経て、一体どれほどの人々がここで歳月を刻み、生活を重ねてきたのだろう。群像劇スタイルで3人の女性たちが各々の理由を持って広大な団地を彷徨うこの映画は、彼女たちの存在感、個性、歩き方、視点、表情を柔らかく響かせつつ、透明感に満ちたニュータウンの景色を浮かび上がらせていく。それは確たる意味や定義をつかまえるのとはまるで違い、さながら冒頭の気心しれたミュージシャンたちによる緩やかなセッションのように、とても有機的な生のハーモニーを感じさせてくれるもの。本作を享受しながら、ストーリーやプロット云々を超え、薄れかけていた自身の生家の記憶が俄かに蘇ってくるのを感じた。ニュータウン。外見は物言わぬ住居の連なりであっても、そこは無数の人々の暮らしが、笑顔が、その思い出が、今なお時間を超えて響き合う場所なのだ。
Lokcbblcka
Lokcbblcka
よくわからない作品でした。
Cymetuyahm
Cymetuyahm
本作については当サイトの新作評論の枠に寄稿したので、ここでは補足的な事柄をいくつか書いてみる。また評論では触れなかったが、私は多摩ニュータウン在住であり、縁あってこの映画のロケ撮影に何度か立ち会わせてもらった。その際の裏話的な情報も書き残しておきたい。

【コロナ禍の影】
撮影の大部分は2022年5月に行われた。知珠(兵藤公美)が諏訪商店街の和菓子店で元同僚と偶然会い店の前でしばし歓談するシークエンスなどでは、通行止めをせずに撮影したため、背景で行き交う歩行者や自転車に乗った人たちの多くがマスクを着用しているのが確認できる。作中ではコロナへの言及はなく、登場人物らもマスクをしていないが、接客業(着物の着付)だった知珠が雇い止めされたことや、夏(見上愛)の「ほぼ大学行ってない」という台詞などは“コロナの時代”を思い出させる。

【知珠と案内人たち】
旧友から届いた転居通知の葉書を頼りに、多摩ニュータウンを訪れた知珠。路線バスの運転手への問いかけから、聖ヶ丘を目指しているのだとわかる。それから先述の元同僚(能島瑞穂)と、信号のあるT字路で歩いていた人(小説家の滝口悠生)に、2回道を教えてもらうのだが、実は2人とも聖ヶ丘とは真逆の方向を案内している。もちろん劇映画なので現実の地理の位置関係と正確に対応している必要はないものの、評論で言及した平行世界のことも考え合わせると、町の配置が微妙に異なる別世界に知珠もまた迷い込んでしまったと考えることもできそうだ。

【脚本へのこだわりと柔軟な演出】
清原惟監督自身のオリジナル脚本であり、撮影時に台詞の一語一句にまでこだわりを感じさせる場面も目にした。たとえば夏と文(内田紅甘)がカフェスペース(ロケ地は多摩市立グリーンライブセンター)で会話するシーンでは、リハーサル中に台詞中の単語一つの言い違い(意味は大きく変わらない類義語)を、監督が指摘してリハーサルをやり直す場面が見られた。言葉一つの違いで微妙に変わるニュアンスにこだわったのだろう。

反対に、演者と現場の状況から即興的に作られたシーンもある。夏と文が東京都埋蔵文化財センター内で過ごすシークエンスのうち、土器の破片をくっつけてパズルを完成させるシーンや、土鈴の音が再生される装置の前で音に合わせて両手と体側でパタパタ鳴らすシーンなどは、元々脚本にはなかった。現場での待ち時間で見上と内田がパズルや装置で遊んでいるのを監督が面白がり、追加シーンとしててきぱきと演出したのち本番を撮影したのだった。

【杉田協士監督作「彼方のうた」との共通項】
清原監督と同様杉田協士監督も多摩市出身であり、今年1月に公開された杉田監督の最新作「彼方のうた」も本編の一部が多摩市でロケ撮影されている。「彼方のうた」が聖蹟桜ヶ丘駅南側の既存地区、「すべての夜を思いだす」がニュータウンとして造成された新住地区を舞台にしているので、地元住民にはどちらも見慣れた風景だが、土地勘のない観客が2作を見比べたらずいぶん違う印象を受けるのではないか。

2作ともに映画のルックと空気感に大いに関わる主要スタッフである撮影の飯岡幸子、照明の秋山恵二郎、音響の黄永昌らが共通しているのも興味深い。どちらの映画も明解な起承転結があるストーリーというより、主要人物らの移動、他者との関わりあい、内面の変化などに観客が寄り添うような心持ちで想像したり共感したりするタイプの作品なので、なおさら映像と音が醸し出す雰囲気は重要であり、彼らスタッフの貢献も大きい。

2月17日には地元多摩市でTAMA映画フォーラム主催の「すべての夜を思いだす」の先行上映会があったが、今秋の映画祭TAMA CINEMA FORUMではぜひ、「彼方のうた」と「すべての夜を思いだす」の2本立て上映を企画して、アフタートークで杉田監督・清原監督の対談も実現させてもらいたい。
pmwgavq
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多摩ニュータウンで暮らす世代の異なる3人の女性のある日をみせる群像劇。

求職中の以前は着付けの仕事をしていた女性、ガスの検針の仕事をする女性、ほとんど学校に行っていない大学4年生という3人の様子を行ったり来たりしながらみせていくけれど、どの話しも起承転結の起すらも無い様な感じ。

確かに変わったことがあったといえばあったのかも知れないけれど、機微をみせたい様にも感じられず。

最近良く言われるみんな違ってみんな良い?成るように成る?まさか発達障害は個性の延長とか訴え掛ける程深い様にも感じないし…何が言いたいのか、何が見処なのかまるでわからなかった。

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