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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章評論(4)
普通に面白い。
主題歌も映画にマッチしてて良かった。
あのちゃんとikuraちゃん、声優上手い、!
3年前の8月31日東京上空に突如現れた巨大な宇宙船(母艦)、その母艦が浮遊してるのが当たり前の日常となった住人達と小山門出とおんたんの話。
小学5年の頃、未確認飛行物体を目撃し異星人と交流のあった門出とおんたんの過去と現在。
冒頭のストーリーは引き込まれず中盤手前の飛行物体墜落が原因で友人の死あたりから楽しめた。
とりあえず率直に観てて思ったのは原作者の方って昭和生まれの方?(笑)
門出とおんたんが使う日常ワードが何か古臭くて絵とセリフが何かミスマッチ、いやっいいんですけどね懐かしい感じで。
とりあえず前章を観てしまったいじょう後章も気になる!
門出やおんたん、その友達たちとの掛け合いや、その他の主要キャラ全員、原作の雰囲気そのままでとても良いと感じました。
あのちゃんの演技が想像以上にハマっていたのもいい驚きでした。
ただ、少し気になるのが、「ここを今やるんだ...!」という話の流れ。
コミック既読なのでてっきり後編でやるであろうと思っていたらまさかの前編にぶち込んでくるとは...!
そこまでの流れが原作に忠実で個人的にものすごく良かっただけに、あの場面から少し中弛み的な印象があったけど、それは私が原作を知っているからで、初めて見る方々にはこの流れがプラスに働くのかもしれませんね。
(中弛みと感じてしまった私は、そのせいで後編への引きが弱くなってしまい、前編しか観てくれなくなってしまうのでは...と僅かな不安を抱きましたが、杞憂でありますように!)
でも、コミックでの流れをあえて崩すシナリオのおかげで、後編にどんな見せ方をしてくれるんだろうという期待も湧きました。
全体的に原作愛をとても感じるので、むしろ期待の方が大きいかな!
原作未読の方へは言わずもがな、既読の方も最終的に満足できる映画を期待しています!
巨大な円盤が上空に浮かぶ「非日常」と、卒業間近の女子高生たちがごく普通の毎日を送る「日常」との対比が、なんともシュールで独特な世界観を作り出している。
そこには、明らかに東日本大震災やコロナ禍の記憶を投影することができるし、ウクライナやガザの現状を重ね合わせることも可能だろう。
付近の住民や旅客機を避難させることなく円盤を攻撃する自衛隊の対応には疑問を覚えるが、ある日突然、大切な人を失うかもしれないという人生の「不確かさ」と「不穏さ」は、しっかりと感じ取ることができた。
ただ、本作で一番印象に残るのは、比較的長い時間をかけて語られる主人公の少女2人の幼い頃の思い出で、ドラえもんのひみつ道具のような「力」を持った少女が、自らの正義を暴走させていく様には、ホラーのようなインパクトがある。
おそらく、少女たちは、その記憶を失くしているのだろうが、「後章」では、このエピソードが、「侵略者」の目的を説明する伏線となるのに違いない。
その他にも、少女たちが、「失いたくないものがない」と悩んだり、「1人の人でも守り抜け」と教えられたり、相手のことを「絶対だから」と宣言したりと、「後章」で回収されるであろう様々なキーワードも気になった。
更には、今後、活躍しそうな「怪しげ」なキャラクターも数多く、今から「後章」を観るのが楽しみだし、そう感じるだけでも「前章」は成功だったと思えるのである。