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劇場版 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女評論(13)
前作のプリズマ☆シロウとは打って変わって、戦闘シーンばかりです。ただ原作がそもそも戦闘シーンがメインで描かれているため、そこは承知の上です。無印やZweiのようなプリヤを期待していた人にとっては少し退屈なのかもしれません。戦闘シーン自体はアニメならではの臨場感があって良かったです。(強いて言うなら一部新規BGMがあまり好みじゃなかったです。雪下が鳥肌モノだったので期待値が高かったのもありますが。さらに欲を言えば栗林さんの挿入歌欲しかったなぁ)
個人的には、次の部分に特に焦点を当てて鑑賞しました。
・原作がまだ終わってないため、どこまで描かれるか、はたまたオリジナル展開になるのか。
→前者なら中途半端な終わり方にならないか、短い時間の中で簡潔にまとめられているか(原作未読だと無理筋な展開に感じないか)
→後者なら原作ファンの納得のいく展開になっているか
結論を言うと大筋は原作通りで、原作のキーとなるシーンがしっかり盛り込まれており、原作未読の人にとっても筋が通っているように感じました。肝心の結末ですが、イリヤがジュリアンに打ち勝ち、いよいよダリウスとの最終決戦と言うところでTo be Continued...の字幕と共に終えています。終わり方に関しては賛否はあると思いますが、個人的には無難な終わり方かなと思います。ただ、最後の最後で原作と微妙に異なっており、続編がどうなるか…気になります。
前作を見て面白いと思ったので今作も見ました。
思ったのは5つ。
・バゼットを除く大人待機組は理由があるにしてもリモートワークで待ってろというギャグは寒い。
今作はシリーズ最後の対ボス戦、しかも前作の功績者である衛宮に言うにしても言い方が…というのと、凛とルヴィアは役に立たないから行かないというのは、前線家待機問わず事前に魔術かけてあげるとかしてイリヤ達のサポートもできないの?と思った。
衛宮への言葉に関しては、最後に力を借りる事があるかもしれないから温存して身体を休めて、とかの台詞で聞きたかった。
・最初の方から田中さんが勝手にちょくちょく動く割にはエリカにも喋らずイリヤに喋らせたり、自分で子ギル呼んでくるくらいならイリヤ達の作戦会議参加する意味ある?
作戦会議中も田中は子ギル呼んできて、みたいな指示も言って無かった気がする。
・端くれの場所にいるキャラならまだしも、正面にいるキャラの作画崩壊は嫌でも目につくから目立つ。
・ジュリアン、対イリヤ戦で何回感情爆発すれば気が済む?
樹?みたいなの出すシーンが多過ぎ。
あんだけ健気に回想込みでジュリアンジュリアン言ってたベアトリスが可哀想に見えた。
・イリヤのインクルード元の英霊がセイバーとライダーなのはstay night繋がりで分かるけど、ゴルゴーンまでさらっと変身されるとFGOのバビロニアで苦戦してたのは何だったんだ。となる。
イリヤもセイバーとライダーのインクルードを交互に行なってジュリアンと戦うけど、その交互インクルードが多過ぎ。距離詰めるのはライダー、目前まで近づいたら必殺技はセイバーでいいと思う。セイバーの宝具は結局撃たなかったし、セイバーでインクルードした意味があまり無いように思った。
後編もあるのは知らなかったが、多分後編はみないと思う。
闘っているだけだなあ。他のFateではなく、イリヤである意味がどこに…
全体的にノンストップで戦っているので、飽きることはないですが、後半にトゲが生えまくって爆発しまくるシーンは助長すぎました。
アクションシーンは中々見応えがありますし、声優さんの熱演も良かったです。
ただぶつ切りで終わってしまうのは一本の作品としてはどうなんだか…後編に期待です。
鑑賞日 8/28
鑑賞時間 19:10〜20:55
座席 N-15