守ってあげたい!
プロット
日本
03月04日 2000 台灣上映
はだかっ子
プロット
日本
11月22日 1961 台灣上映
ある子供
プロット
ベルギー・フランス合作
12月10日 2005 台灣上映
あなたなしでは生きていけない
プロット
台湾
06月06日 2015 台灣上映
私はいったい、何と闘っているのか
プロット
日本
12月17日 2021 台灣上映
犬は歌わない
プロット
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06月12日 2021 台灣上映
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子供はわかってあげない評論(20)
でも、心配ありません。間違いなく「子供はわかってあげない」の本編です。
本作は、沖田修一監督作品ですが、これまでの作品の興行収入から考えると、まだ一般的にはそれほど広く認知されているわけでもないのかもしれません。
「南極料理人」や「横道世之介」といった作品などで着実にファンを増やし、実力のある監督の一人です。
ただ、これまでの沖田修一監督作品から考えると、本作は、割と新鮮な感じがします。
それは、これまでは「ちょっと可笑しい」という感じが持ち味でしたが、本作では、「結構、面白い」という感じになっていたからです。
理由の一つには、同名のマンガを原作としていることも関係あるのでしょう。
ただ、それを上回るくらいに上白石萌歌と細田佳央太の演技の化学反応が良く、結構、面白い感じで物語が進んでいくのです。
さらには、千葉雄大も「本領発揮」といった役どころでした。
あえて言うと、大きく前半と後半に分かれているイメージで、特に前半はテンポも良く面白いです。後半も面白いのですが、味のある面白さに変わっていきます。
とりあえず気になったら迷わずに見てみてほしい「良作」です。
冒頭からアニメ「魔法左官少女バッファローKOTEKO」で笑わせてくれるし、古舘寛治の踊りにも爆笑。立て続けに斉藤由貴の「やぶからスティック」ときたもんだ。こんな愉快な家族はないやろ!てなくらい楽しい。そして、このコテコちゃんが最重要アイテムとなり、主人公美波ともじくんの出会いに繋がっていく。
とにかくユルい!ユルくて笑える映画監督といえば山下敦弘作品が強烈な印象を与えてくれたが、それを上回るほどのギャグ。到底思いつかない台詞や設定のオンパレードで、核となるストーリーはマトモ(教祖以外)なのです。これは是非とも原作漫画を読みたくなりますね!
離婚の原因や笑う癖の原因については語られないけど、そんな疑問をも吹っ飛ばしてくれるほどの演技力。特に上白石萌歌は日アカ主演女優賞を獲ってもおかしくない。オタク心と乙女心を兼ね備えている希有な女子高生像を見事に表現できたと思う。そして、まじで日焼けしてるのがわかる、感動の屋上ラストシーン。今まで萌音と萌歌の区別ができなかったけど、これで完璧記憶しました。
なんじゃこりゃ?
結構センセーショナルなシュチュエーションなのだが、何も起こらない。至って平和に物語は進んでいく。
提示された設定を元に、予想する出来事はただの一つも起こらない。
この場合、観客である俺は大人なわけで…。
大人の思惑通りに動かない=「子供はわかってあげない」ってタイトルなのだろうか?
いやでも「あげない」って言うからには理解はしてる前提だ。理解はしつつも実行しないって事だわな。
そんな事を思うと、劇中の「美波」はどんだけ意地を張ってたのだろうかと想像してしまう。
友達に電話して「面白いから泊まってく」という言葉すら、程の良い嘘なのかもしれない。
本心では「父親と話したい」とか「父を知りたい」とかなのかもしれない。
とはいえ、そんな大人の思惑を予想しつつも、子供はわかってあげないのかもしれない。
タイトルに惹かれて観に来たものの、よく分からないタイトルだった。
ただ、役者陣の演技は素晴らしくて、上白石さんの瑞々しさったらない。
結構な長回しも多かったので、飽きるくらいのテストの上の産物なのかなぁとも思う。
この長回しは日常感を出すには非常に効果的だとは思うのだけれど、いかんせんダルい。
歯切れが悪いとでもいおうか…これで138分とかの尺になるならガンガン切れよとも思うのだ。
なのだが、俺の思惑も監督は分かってあげないのだ。
別に意義も意味もなくてもいいじゃないか。むしろ、その意味の無さにこそ意味があるのだよ。なんて事も考えてみたりする。
考えてみれば、何かにつけ追われてるとか「時間を無駄にするな」とか思いながら過ごす毎日だ。
意味のない時間は無駄、そんな思考に囚われてるとも言えなくはない。それを映画にもどっかて転嫁してしまってるのではなかろうか?
そんな事が「たまにはいいか」ってタイトルになる。
正直、退屈な作品だった。
劇的な事は表立っては何も起こらない。
監督の思惑さえも、俺には分からない。
ただ、「怒らないから言ってごらん」と言われた後の美波の涙。
あんな綺麗で切ない涙を、俺は今まで見た事はなかった。
刺さる人には刺さる作品なのだと思う。
凄く睡魔がしてきます…
つまらない作品なのではありません
知らず知らずに作品に引き込まれます
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