ともにアカデミー賞を受賞している名優シャーリー・マクレーンとクリストファー・プラマーが主演を務め、人生の黄昏期を迎えた男女の新たな恋を描いたハートフルドラマ。監督は「イル・ポスティーノ」の名匠マイケル・ラドフォード。ヒロインの憧れるフェデリコ・フェリーニの映画「甘い生活」にオマージュをささげたシーンや、ローマの名所、風景も見どころとなる。妻を失い、生きる気力をなくしたフレッドは、娘の勧めたアパートに引っ越してくる。隣室には、フェリーニの「甘い生活」に憧れ、映画の中でマルチェロ・マストロヤンニとアニタ・エクバーグが戯れるトレビの泉に行くことを長年の夢と語る女性エルサが住んでいた。自由奔放なエルサと偏屈なフレッドという正反対の2人は最悪な出会いを果たすが、次第に心を通わせていく。
トレヴィの泉で二度目の恋を評論(11)
最後のはちょっと反則です。
テンポもよく、ウィットに富んだ内容で楽しめます。
自分の未来を想像して若い方も観るべきです。
(確かに映画館での平均年齢は高かったが・・・・)
年をとったら自分(達)の楽しみに投資するのが一番!!
笑える事は保証されてる作品ですが
その笑いの中に散りばめられた
過ぎ去りし日々への後悔や痛み
叶えられなかった夢へのホロ苦い憧れ等
なかなかにビターな後味が隠されてる映画。
物語の設定年齢より、
主演のお二人の実年齢の方が5〜6歳上のようですが
この年代の5〜6歳上と言うのは結構見た目も
体力的にも差が大きい気がしますね。
役者魂とは言え、つらく無いかな?と思えるシーンもありました。
その実年齢の高さ故か、良い話で終るはずが、
私にはちょっと堪えられない終り方に見えました。
感じ方は人それぞれですけど〜〜
年配の方が多かったけど、私でも充分楽しめた。
そしてこんな風に歳がとれたら…と、余生に少しでも楽しみをみつけて、悔いの無いようにいけたらどんなに幸せだろうと。
それも余裕が無いと出来ない話ではあるけども…。
彼女はずっと辛かったんだろうけど、最期は幸せだと思えたんじゃないかな。
心にしみる作品でした。