マイケル・アルメレイダ監督、イーサン・ホーク主演コンビが「ハムレット」に続き、シェイクスピア劇をクライムサスペンスとして映画化。バイクギャング軍団「the Britons」を牛耳る麻薬王シンベリンは、後妻のクイーンを溺愛するが、クイーンがローマ警察の汚職警官からの献金要求を断るようそそのかしたことがきっかけで、血まみれの縄張り抗争が勃発。シンベリンの娘イノジェンは、幼なじみのポステュマスと結婚するが、シンベリンは、クイーンの息子クロートンと娘を結びつけるためにポステュマスを追放してしまう。ポステュマスと出会ったヤーキモーは、ポステュマスとイノジェンの愛は本物なのかを確かめるためにヤーキモーがイノジェンを誘惑するという。ヤーキモーが突き付けた証拠に、ポステュマスは怒り狂う。イーサン・ホークのほか、エド・ハリス、ミラ・ジョボビッチらが出演。
アナーキー評論(10)
抗争の銃撃戦も一切見せないしカーアクションかと思えば派手なシーンは無し。
一種のジャンル、娯楽映画のLOOKと見せ掛けて演出、映像の描写に拘りや捻りも無い。
シェイクスピア原作ってスタッフロールに挙げているコトに悪意を感じる!?
E・ホークも意味が全く無いしE・ハリスは「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の怪演が帳消しの無意味さ。
セリフでの説明だらけで久々に酷い映画を観てしまった。
映画 #アナーキー (2014年米)鑑賞
原題は #シンベリン #Cymbeline と言って #シェークスピア の戯曲です
イギリス王家の話を、現代のニューヨークの麻薬王の家の話に置き換えていますが、
変えすぎやろ!って、#おいでやす小田 ぐらい突っ込みたくなった
でも、ストーリーは忠実です
しかしこれ、とんでもなくつまんねぇ…。
麻薬王と警察の抗争、周囲の若い恋人たち、詐欺師の愛憎劇。
なるほど確かに話の設定はシェイクスピアっぽいが、訳が分からぬほど全く話に面白味が無い。
それに加え、皆、古典台詞をそのまま喋るのだから失笑モノ。
…いや、バズ・ラーマンの『ロミオ&ジュリエット』だって舞台を現代にして台詞はそのままだったけど、センスの違いだね。
強いて言うなら、イーサン・ホーク、エド・ハリス、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジョン・レグイザモ、アントン・イェルチン、ダコタ・ジョンソンら無駄な豪華キャスト。
何だか彼らが気の毒…。
本当に何を目的作られたのか、何を伝えたかったのか分からない珍作。
シェイクスピアもこんな作品に自分の名が原作者としてクレジットされているのを知ったら、その悲劇を大いに嘆き悲しむだろう。
舞台芝居として見ると趣きがあるかも~
吹き替え、お勧めです。
ただ、イーさんホークが主演なの?
2015年の現在。
シェイクスピアの比較的有名でない戯曲を。
敢えて現代劇に置き換える。
その契機と意義が全く見えない。
鑑賞前は勿論、鑑賞後も答えは出ず終始モヤモヤ。
また現代劇への移管の仕方も謎。
元の戯曲との関係性を維持するため登場人物名を固持する点は理解出来まずが。
スマホを操る面々が元の戯曲と同じ口調で会話する。
非常に苦慮した後が見える字幕とのギャップも含めて。
自分が何を見ているのか一瞬見失う。
話の要素も多く、かつ展開の契機も唐突感が強い。
中盤以降は特にその傾向が強く。
呆気にとられている内にショボい駐車場で迎える大団円。
鑑賞後に残る印象は主要人物であるエド・ハリス演じるシンベリンの残念な感じのみ。
色々と詰め込まれてはいましたが頭にはビタイチ残りませんでした。
そして最大の謎が無駄に豪華な俳優陣。
エド・ハリスを筆頭に。
イーサン・ホーク、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジョン・レグイザモ。
どうみても大したことない本作に有名所が集結。
シェイクスピアの作品に参加することが、そんなにも魅力的か。
一般人には理解出来ない俳優ならではの理由があるようで興味深かったです。
数多くの「何故!?」が浮かぶ本作。
英語を母国語としてシェイクスピア戯曲に慣れ親しんでいる背景があれば。
また違った楽しみ方があったかもしれません。
個人的には有名な歌舞伎や時代劇を題材に似たような現代劇置き換えを見てみたい気もしました。
手始めに「忠臣蔵」を現在ヤクザ世界で、歌舞伎の口調で。
歯車が咬み合っていない珍作を楽しみたい方であれば。
オススメです。