第3、5作目に続き、青木玄徳扮する元イケメンホストで闇金のラストファイナンス社員の須藤司が主人公となる「闇金ドッグス」シリーズ第7作。生活保護費をだまし取られた債務者を数万円の借金で追い詰め、老いた母と無理心中させてしまったことから、闇金という仕事に嫌気がさした須藤司は、きっぱりとその世界から足を洗い、場末のキャバクラでボーイの職に就いていた。店のナンバーワンホステスであるエマに執拗に迫る面倒な客を司が見事に撃退したことがきっかけで、司とエマは距離を縮めていく。昼はOLとして働き、夜はホステス、家では交通事故で障がい者となった姉を介護するエマ。司はそんな彼女の心の支えとなっていく。ある日、司はエマに700万円もの奨学金の負債があることを知り……。
闇金ドッグス7評論(2)
介護、奨学金等の身近でリアルな話をストーリーに組み込んでるからかな?
暗くシリアスな恋愛映画の様相ながら、勘違いの任侠野郎だったりのふざけた要素を入れて軽くしているのは良い感じ。
先生も展開のきっかけとして上手く作用している。
今回はそういう話じゃないとはいえ、金に纏わる作品のわりに、司の日給安過ぎるし、贅沢している訳でもないエマの金回り悪過ぎるし、相手が闇金じゃないなら正攻法は破産じゃないか?とか、金絡みで色々と引っかかる。
痛快さはないけれど、今まで全作みてきたら箸休め的な感覚としては良い感じかな。