キッチン
プロット
日本
10月29日 1989 台灣上映
インディアン・ランナー
プロット
アメリカ
11月02日 1991 台灣上映
リトル・インディアン
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
キッチン・トト
プロット
イギリス
04月29日 1988 台灣上映
キッチン・ストーリー
プロット
ノルウェー・スウェーデン合作
05月22日 2004 台灣上映
ザ・キッチン
プロット
イギリス・アメリカ合作
01月19日 台灣上映
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グレート・インディアン・キッチン評論(3)
オープニング・クレジットだけで始まってから4分30秒を使うってどういう神経をしているのか? この映画の製作者たちは...
禁を破れば現代の世の中でもリンチもありなカースト制度をどうのこうのと批判する立場の無いものは、ただこの映画のインドの女性の料理を作る場面を度々、長々と見せられ、ご主人である旦那さんは、一切何もしないのは、今の世俗がまかり通る日本ではインドの主婦は男性のパートナーなんて異次元の世界でどう見ても奴隷としか映ってはいない。
むかし南の島で働いていた時、同じフラットメイト、今の日本で言うなればルーム・シェアリングとでも言えばいいのか、同じアパートで共同生活をしていたパキスタン人の女性の話の中で、インドの女性について語っていたのをついこないだのように思い出す... 彼女曰く、インドでは離れ的存在の台所で夜中に旦那がガスの栓を少し開けておくことがある... それは何故か?
それともう一つ、子供の手を切り落とし... この二つの事は最高学府も出ている彼女の言葉とは到底信じられなかった... が、『スラムドッグ$ミリオネア』に子供に対してお金を稼ぐために惨い仕打ちをするシーンが出てきたので彼女の言っていたことがアナガチ間違いではなかったと後から知ることになろうとは、ただし彼女の出身地はインドと敵対するパキスタンてぇ~のもミソです。
インドのことをよく知らないので見てみようと思った。インドについて知っていることと言えば、2012年ごろにひどい女性暴行殺害事件があったことだ。それからしばらくインドでは女性のためにマシな社会にしようという人たちが頑張って活動していたような話を聞いてはいたが、結局何が問題なのか、どんな人たちが何をどうやって改善しようとしているのか、などは全然知らない。それで今回、この映画がインドの女性の境遇を描いたものだと知り、見てみようと思った。
映画自体は、インドの新妻=専業主婦の話なので単調なペースで進む。キッチンと題名に入っているくらいだから、キッチンでの作業が中心に描かれる。家の男たちのために毎食、毎日、女たちが繰り返すキッチンでの労働。他の家事や夜の勤めも単調に描かれる。あまりにも静かな繰り返しなので、美味しそうな食事が映っているのに不穏な気分になってくる。こういった繰り返しの中で、日常のふとした出来事から新妻の主人公の気持ちが徐々に変わっていき、女として、自分として正しいことを決断、実行する瞬間が訪れる。
この映画はフィクションだけども、主人公の経験する抑圧や感情は実際に存在するものだろうと思う。というか昭和初期生まれの自分の祖母がこんな感じだったかもしれない、と思ってしまう。「結婚こそが女の幸せ」と言って旦那や長男の尻ぬぐいをし、夜の勤めを誰にも楽しく語ることもなく粛々と遂行し、体を壊しても自分が悪いと思い込み、旦那や息子に先立たれ、今や神か仏かに祈ってばかりの祖母。映画で描かれるほどの抑圧は無かったかもしれないが、女には男ほどの価値が無いという差別の犠牲者なのは同じだと思う。
インドは広いからこの映画を見ただけですべてを学んだとは全く思わないが、勉強になったことは確かだ。個人的なことは政治的なこと。インドであれ日本であれ、一人一人の女の話を丁寧に聞いて、考えていくのが大事だと思う。