科学者の道
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
傷害恐喝 前科十三犯
プロット
日本
10月08日 1969 台灣上映
科学者として 笑顔と告発
プロット
日本
06月24日 2000 台灣上映
外科室
プロット
日本
02月08日 1992 台灣上映
サラリーマン専科
プロット
日本
12月23日 1995 台灣上映
キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱
プロット
イギリス
10月14日 2022 台灣上映
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前科者評論(7)
有村架純が主人公・佳代に扮し、新人保護司として奮闘する姿を描いた連続ドラマ版「前科者 新米保護司・阿川佳代」は全6回で昨年放送されたが、いわば序章。映画ではその後が描かれているが、原作にはないオリジナルストーリーが紡がれている。
有村架純といえば、昨年は「花束みたいな恋をした」など大ヒット作に恵まれたが、筆者の個人的見解では今作の演技でベストパフォーマンスを更新したと言い切って良いほどに素晴らしい。
喜怒哀楽とか、そんな生半可な表現では事足りないほどに全身全霊で役を生きている。
その有村に対峙する森田剛がまた、、、本当に素晴らしい。
ネタバレを絶対にしたくないので、ぜひ2人の熱演をご鑑賞ください。
また、石橋静河と若葉竜也が仕掛けたアクセントも、たまらなく素敵だ。
お金なしで成立する信頼関係は素晴らしいと思うが、時間が拘束される上に信用と信頼が頼みの綱である保護司の情熱は、子供を育てる親のように見えた。
熱い新米保護司を演じる有村架純は、彼女だからこそ伝わる強さと脆さのバランスが絶妙で、なぜ保護司になったのか気になる存在感を醸し出しているところが謎の一つとなっている。一見は普通の女性でも、そんな彼女から見え隠れする意外な言動も目が離せない。
社会復帰まで、あと一歩である寡黙な男を演じる(前科者)森田剛は、役柄の根本にある愛情の強さを体全体で表現しており、役に入る憑依具合が素晴らしい。
変えられない過去から、いかにこれから成長していくのかという過程が本作の見どころの一つ。連続殺人に巻き込まれていくサスペンス要素がどのように2人に関わっていくのかが徐々に解明されていくところは時間を忘れてしまう展開で、ラストまで集中できる作りは私の予想を超えていた。
一度社会から外れると簡単には仕事につけない現実、人同士だからこその裏切りやすれ違い。それでも必要な存在は人、という本質が最後になってわかる作り込まれた良作。