太陽の王子 ファラオ
プロット
ポーランド
07月01日 1970 台灣上映
映画 太陽の子
プロット
日本・アメリカ合作
08月06日 2021 台灣上映
新・夕陽のガンマン 復讐の旅
プロット
イタリア
04月20日 1968 台灣上映
太陽の子 てだのふあ
プロット
日本
09月13日 1980 台灣上映
太陽の王子 ホルスの大冒険
プロット
日本
07月21日 1968 台灣上映
陶王子 2万年の旅
プロット
日本・中国合作
01月02日 2021 台灣上映
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658km、陽子の旅評論(20)
そんな問題を抱えた人間を菊地凛子が本当に演じきっていて観るに連れて引き込まれていく。
ヒッチハイクするに至る理由は無理があるが、最初は行く事にさえ面倒だと感じてたのも人と触れ合うに連れ自分を変えたい、父親の最期を見送らなきゃならないと思うようにもなり心の変化の過程を見事に演じていた。
風吹ジュンは最近老夫婦の役では右に出る者はいない。
それにしてもオダギリジョーはここのところ故人の役が多いのはなんでだろう。
この映画良かった、世の中捨てたものじゃない、けれど一部には弱みにつけ込む悪いやつもいる。
それでも人と関わることの大切さをしみじみと伝えてくれた。
きつと今までも選択を間違えてきた故に引きこもりなのだろうと納得します。
ヒッチハイクで出会う人々は親切だけれどちょっと意地悪だったり。両方持っているのが人間だなと思ったり。
最後のヒッチハイクでの独白は素晴らしく、こんなに自分の気持ちをわかりやすく話せるなんて・・・きっと引きこもっている間にずっと自分に向き合い、整理できていたのだな。
この人は自分の置かれた状況を人のせいや、社会のせいにせず、自分のせいだと言う。
間違った選択でも、自分で決めてきたからこそ言えること。
これからは自分にとっての最良の選択をしてくれるに違いないと思う。
42歳女性の再出発に期待とともに大きなエールを。
従兄の車で向かう途中トラブルが起き、一人でヒッチハイクする羽目になってしまう。
見ず知らずの自分を車に乗せてくれる人。その旅路で自分自身や突如幻影のように現れる父親と対峙してゆくことになる。陽子の孤独、絶望、疎外感。その反面きっと本心では誰かと繋がりを求めている。そんな複雑な人物像を見事に演じた菊地凛子の為の658kmだった。
陽子とほんの少しだけ交差する人達。好きな俳優さんばかりでシーン毎にとても豪華で見応えがあった。そして若き日の父にオダギリジョー。海辺のシーンは父娘の愛情が見えてきてジーンとした。ちょいちょい無理矢理展開もあったけど、とても情景が綺麗なロードムービーでした。
ヒッチハイクするしかない状況に追い込まれ、コミュ障でまともに会話もできず、せっかくヒッチハイクで乗せてもらっても失礼な態度を取ってしまう。出棺の時間が迫ってくるので焦ってくるのと、だんだんコミュニケーションが取れるようになってくる様子がすごく伝わってきた。
目を合わせようとしない表情が脳裏から離れない。
ヒッチハイクでドイツ人を乗せたことがあるが、危険もはらんでいる。
乗る方も乗せてもらうからにはコミュニケーションをしっかり取って楽しい車内にしたい。
蜘蛛が出てきたが、真冬に蜘蛛はいない。そこはツッコミたかった。
いい人も悪い人もいる。
こういうのあっちこっちであるんだろうなと思いました。