熱のあとに
プロット
日本
02月02日 台灣上映
瞳をとじて
プロット
スペイン
02月09日 台灣上映
ジェントルマン
プロット
韓国
02月09日 台灣上映
同感 時が交差する初恋
プロット
韓国
02月09日 台灣上映
まどろみの彼女たち
プロット
日本
02月09日 台灣上映
フレディ・マーキュリー The Show Must Go On
プロット
イギリス
02月16日 台灣上映
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マエストロ その音楽と愛と評論(20)
ブラッドリー・クーパーが市川崑の如くひたすら煙草を吸っている
個人的にキャリー・マリガンとミシェル・ウィリアムズが何年か前まではいつも曖昧な記憶で、ライアン・ゴズリングとの共演作「ドライブ」と「ブルーバレンタイン」はどっちだっけ⁉(前者がキャリー・マリガン、後者がミシェル・ウィリアムズ)とか、ベン・アフレックの弟との共演作「マンチェスター・バイ・ザ・シー」はどっち⁉(正解はミシェル・ウィリアムズ)、じゃぁマイケル・ファスベンダーとの「SHAMEシェイム」は⁉(キャリー・マリガン)
さすがに両者アラフォーになり、キャリー・マリガンは「プロミシング・ヤング・ウーマン」、ミシェル・ウィリアムズは「ゲディ家の身代金」くらいからナントカカントカ💨
結論として両者共、いい役者さんです!! オワリ!
タバコ数がまるで孤独感を表している様でクーパー様、熱演。
メイクと分かっててても、顔が違和感感じて仕方ない。
夫ブラッドリー・クーパー監督主演✕妻キャリー・マリガン共演=夫婦伴侶の在り方・添い遂げ方。決して平坦な道のりではなかったけど、それでも2人で歩み続けた歳月とだからこそ成し得た大いなる功績。偉大なる音楽科レナード・バーンスタインの華々しいキャリアの裏に隠されたその半生を綴る愛と音楽のドラマ。葛藤の中に矛盾が生まれるように、それは一筋縄ではいかないけど、紛うことなき"愛"だ。
嫉妬と秘密。モノクロになってからのファーストカット、スクリーンにも舞台にも見える窓枠からスタートし、知的な脚本、美しい撮影、すごいメイクアップ、そして情感豊かな演出・語り口。巧みな視線の誘導・導線。美術セットも衣装もいい。フェリシアはレナードの悩める大きな影の中にいて苦しんでいる。
愛と優しさ。見せる部分に見せない部分の切り取るバランスが絶妙で、作品としてテーマも打ち出しながら、キレイにまとまっていたと思う。孤独な創作者と"表"を生きる演じ手・公人、対象的な二面性に住む世界は違えど表現者同士の支え合い。孤独な芸術家・創作者が陥りがちな周囲に強いる犠牲。高みに行くということよりも、その者の苦悩とそれでもいかにしてやってこれたか。
そして、公園で背中合わせして数字当て。…でなきゃ身投げしてる。質問は?
LB "Any questions?"
宣伝コピーから多分ダメだろうと想像していたもののオスカー候補になるかもしれないというので念のため観ておきましたが、予想通り地味でドラマチックなく無駄な会話が延々と2時間も続くかったるい映画です。
1点で十分ですがオーケストラシーンはそこそこだったのでオマケの2点。
半生を映画化した本作。
この映画、お馴染み町山智浩氏の解説によると
バーンスタイン氏の実の娘さんが監修に入っており
天才バーンスタインの外向けの姿ではなく、
家族に見せる生身の男性として描かれているため
有名な「ウエストサイド・ストーリー」などを
作曲するシーンなどはありません。
でも、要所要所の場面転換時に、
有名な曲を編曲した音楽が流れ
ああ、この頃にあの曲を作っていたのだなあ〜〜
と、分からせてくれてます。
この映画の見せ場となるのは6分間にわたる
バーンスタイン指揮シーンの完コピ!!
ここ、本当に胸熱シーンでした。
名演技でした。
バーンスタイン氏に興味のある方は楽しめるでしょうし
それほど関心の無い人でも
「天才とそれを見守る妻の生き方」として
感じるものがあるんじゃ無いかと思います。
で、
月に8本ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
前出の町山氏の解説によると
映画の中のバーンスタイン氏は常にお酒や薬物を
身近に置いていつも、結構なハイテンションを保っている。
そういう人って言うのは、常に何かから逃げている
何かから目を背けている。
冒頭、朝のベッドには男性の恋人がまだ寝ているシーンがある。
バーンスタイン氏はゲイであったのですが
女性の奥さんと結婚して三人の子供がいる。
演奏旅行の合間に若い男性の恋人とイチャ付いて
奥さんを怒らせたりしている。
でも奥さんが病気になった時は心の底から
心配し、看病し、その死を恐れている。
奥さんが完全に許している訳ではないが
ゲイであることを隠そうともしていないし
恐れている訳でもない。
ならばバーンスタイン氏は何から目を背けていたのだろか?
天才の頭の中は凡人の私などは想像も付かないけれど
天才は天才なりの焦燥を抱えていたのか〜〜
モノクロの中に生々しい天才のあがきを観たような
そんな気がする映画でした。