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JFK 新証言 知られざる陰謀 劇場版評論(19)
32年後のこの日に続編を観るという‥。
これもドラマだなぁ‥と、映画のチカラを感じました。
ケネディ大統領が何故暗殺されたのか?そして真実が何処にあるのか?それはとてもミステリアスで興味深いことです。だからこそ劇場にまで足を運ぶわけですが‥。
観ていくうちに「政治は誰のためにあるのだろう?」と考えさせられました。
一般市民の我々にとっての幸せは、もちろん自分たちで見つけて行かなければなりません。ただ、それができる社会を創っていくのは政治のチカラによるところが大きいはず。
一般市民の自由と幸せを語っていたケネディ大統領。この映画の冒頭の演説を見た限り、「生き続けていたら世界はもっと違っていたかもな」と思います。そして、その社会を見てみたかったです。
頭を撃ち抜かれた映像、病院での大統領の写真はいつ見ても衝撃的ですが、この作品で語られた陰謀はもっと衝撃的でした。
真相を明らかにし、悪意ある人たちが堂々とメインストリートを歩くことがない社会を!と切に思いました。
それが出来ない政治行政は終わっている。
のり弁を許し合う腐った身内意識。
恥ずかしくないのか?
庶民に課すインボイス制度。
政治活動費の認可に導入しては?
そんな人だからこそ殺されちゃったんですよね
ケネディ大統領は正義感の強くて、調整型のタイプではなくて、独自の信念に基づいて政策をすすめるタイプだったのかなと思えますし、裏表のないまっすぐな感じが国民に伝わって愛された大統領だったと思えました。
その反面、政界や諜報機関CIAには敵に感じる人間が多かったようですが、それにしても暗殺という手段に出るのは怖いと思えました。しかも、とことん真相を捻じ曲げ隠そうとするところも、権力争いの闇の怖さを感じました。
最後の当たりに、弟のロバートが兄の死を知らされた直後、CIAに電話をかけたという場面があって、それが真相を物語っていそうです。ケネディの死後に米国政策が向かった方向をみると、ケネディが大統領であれば取られなかった政策だろうと思えただけに、大統領という権力の影響力もわかります。