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スーパーバッド評論(20)
ほぼパーティーの1日を描いたような青春劇。
全体的にわかりやすい笑いで面白かった。
単なる子供の下ネタに留まらず、メイン二人の友情がテーマになっており、あれほど彼女とセックスすることばかり考えていた二人が、お互いに"I love you"と言い合うところは、笑いを超えた切なさが感じられる。
しかし、邦題のセンスのなさは酷い。
日本で売るためには刺激的なタイトルを付けないといけないのかも知れないが、かえってセールスを阻害しかねないタイトルだ。
正統派青春映画としてアピールすれば十分に魅力的な良作。
若気の至りといった感じで無理を重ねるバカバカしい様子はナポレオン・ダイナマイトのような気だるさがあってやや中だるみ。
マイケル・セラは1人だけやや覚めた目で状況を見ていて、これがその後のJUNOなどでの抜擢に繋がったのかと思う存在感があります。
ラストは大団円で、後味は良かったです。
下ネタのオンパレードは分かるけど、
生理の血の件や、
ヤバイ警察官など今となっては引いてしまう。
高校生の馬鹿なノリや、二人の友情は好きだし、
この狂った一夜は彼らの大切な宝物になるのは
僕もここまで酷くはないけど経験があるので分かるけど、
にしても行き過ぎじゃないか?と思ってしまった。
映画だから笑えば良いのかもしれないけど、
自分の10代と照らし合わせてもついて行けないところは
多々あった。
最近のコンプライアンスの規制に
慣れたのもあるかもしれない。
そもそも自分が10代の時もセックスにはバリバリ興味
あったけど、もっと可愛い物だったな。
「チンコ」「オッパイ」で永遠笑ってられる青春だったな。
ラストの主人公が友だちに送った目線。
あれだけが救いだった。
ずっとくだらないことばかりやってますが、最後に憧れの子とデートできることになったのに、エスカレーター越しに親友と離れ離れになって手を振りあう表情がじわじわと切なかった。
あそこであの二人は何か、もう二度と取り戻すことができない関係性の区切りができたことを、感じ取ったんですかね。