「デトロイト・メタル・シティ」で知られる漫画家・若杉公徳が手がけたギャグ漫画「KAPPEI」を、伊藤英明の主演で実写映画化。1999年7月に世界が滅亡するという「ノストラダムスの大予言」を信じ、乱世の救世主となるべく、人里離れた地で修行に明け暮れていた男・勝平。しかし、世界が滅亡する気配は一向にない。そしてある時、勝平をはじめとした「終末の戦士」たちは、師範から突如「解散」を命じられた。東京へと流れ着き、右も左もわからぬ大都会で、気弱な大学生・啓太を助けた勝平は、それをきっかけに天真爛漫な女子大生・山瀬ハルと知り合い、人生で初めての恋をする。そんな勝平の前に、かつてともに修行に励んだ守、正義、英雄らたちが現れて……。勝平役を伊藤が演じ、ヒロインのハル役を上白石萌歌が務める。共演には西畑大吾、大貫勇輔、山本耕史、小澤征悦、古田新太をはじめ個性的なキャストがそろう。これまでプロデューサーとして数多くのヒット作を手がけてきた平野隆が初めて監督を務め、脚本を「翔んで埼玉」の徳永友一が担当。
KAPPEI カッペイ評論(4)
それなりに楽しめます。おじさんたちが青春してます。バトル映画ではありません。
原作以上に『KAPPEI』ワールドを築いていると。
残念なのは古田新太の出番が少ないかなぁ…。
あの一言一言が物語に重厚感なエロを撒いてくれるのに。
くだらないエロ盛りだくさんの方がこの作品を盛り上げたハズ。
『HK/変態仮面』の様な弾ける内容を期待したのだが…
続編できないことも無い終わり方だけど狙いたい層が大人なのか子供なのか中途半端だからヒットしないかも⁈
予告編のカッペイ連呼の時点でもしかして面白いんじゃね?と思った自分の感は外れてなった!
この手のギャグ映画って基本ダダ滑りして寒い気持ちで映画館を後にするのが恒例なんだけれど、本作はかなり笑えたしほっこりしていい気分で劇場を後にできた。
うん、面白かったです。
真剣にバカやってる感じ、振り切ってたと思う。
物語自体も面白いけれどなんといっても伊藤英明の演技が最高でした。
基本的に真面目な役が多い伊藤が、大真面目にギャグキャラを演じる姿、もう笑えてしょうがない。「悪の教典」でサイコパス教師演じた人と同じなのか?
終末の戦士を演じた他の俳優も実力派や硬派なダンサーさんだけれど、普段絶対に見れないおバカな姿もよかったですね。
バカバカしさを振り切るってなかなかできないし、一歩間違えると低俗な笑や身内だけが笑えるような自己満足、観客置いてきぼり作品になってしまいがちだけれど、本作はちゃんと観客を楽しませてくれる作品だと思う。
伊藤英明の常に眉間にシワの酔った顔を見てるだけで楽しめるので、笑いたい人は見て損はないと思う。
見るに堪えないシーン、目覆いたくなるシーンもちょっと有るのでお子様連れは遠慮した方がいいけれど、一人で見ても、友達と見ても、カップルで見てもいい映画だ!
色物過ぎて見るかどうか迷ってる人は勇気を出して見にいっても損はないと思う。
ラストの展開も個人的にはよかったしエンディング最後の画像もよかった。
カッペイ!幸せにな!
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劇中セリフより
「悪役の居ない物語のヒーローはどうすればいいだろうか?」
ヒーローが幸せになれないって世界的に定番だけれど、たまには幸せになってもいいよね?