憎いあンちくしょう
プロット
日本
07月08日 1962 台灣上映
正しく生きよう
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韓国
10月18日 2008 台灣上映
恋をしましょう(1960)
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アメリカ
12月27日 1960 台灣上映
やさしく愛して
プロット
アメリカ
02月16日 1957 台灣上映
こうしょう碧 真珠の涙
プロット
中国
10月24日 2021 台灣上映
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日本
05月19日 2023 台灣上映
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あしやのきゅうしょく評論(3)
主題が、給食で子どもたちを笑顔にする、ということに絞られているからだと思います。
主題を絞ることって、大切だと改めて思いました。芦屋市の80周年記念の映画だからか、昨今流行りの、生きづらさの要素がゼロ、それだけで、もう、ほっとするし、嬉しかったです。
松田るかさんが舞台挨拶に登壇され、裏話を聞かせてくれました。とても美しくてキラキラしているのに、気さくで親しみやすい感じで、役の通りの方だな、と感動でした💕
こんなに心のこもった給食を食べられる芦屋市の子どもたちが羨ましいです♪
「大怪獣のあとしまつ」の「精神的なあとしまつ」をしてから、向かったのがテアトル梅田さん。
この映画自体は公開予定日が3/4ですが、趣旨(「あしや」は「兵庫県芦屋市」)から、関西圏では一律先行上映扱いになっています。
タイトルのまま(「きゅうしょく」→「給食」)というより、そもそも
> 特別協力:芦屋市 芦屋市教育委員会 協力:新潮社 森永乳業 芦屋市学校栄養士会
…といった状況で、本映画も芦屋市の市政80年を記念して作られたという事情もあるので、厳密な意味では「純粋たる映画」ではなく、「ある程度は」行政も絡んでいるという扱いになるのではないか…と思います。
逆にその分、描写については極めて正確であり、「あしやのきゅうしょく」、つまり「芦屋(市)の給食」について、現在のコロナ事情や、小学校(この映画で描かれるのは、ある小学校での取り組み)の当事者の「給食に関する考え方の変遷」、さらには、以前は余り考慮されることがなかった「特別な配慮を必要とする児童への配慮」(宗教、アレルギー等)といった内容まで、時間をふんだんに使って描かれていて結構好印象です。
映画のストーリー、「それ自体」は架空のお話ですが、芦屋市がこのようなことに取り組んでいたこと、それ自体はまた事実なので、事実上「準ノンフィクションものドキュメンタリー映画」という扱いなのだろうと思います。
映画の中のキーワード、「食べることは、生きること」。最近は色々食生活が乱れて1日2食にしたり、逆におかしをばりばり食べたりといった状況ですが、それでも日本での標準は「1日3食」です。そして、小学・中学での給食経験は、必ずその子の今後の人生において何らかの意味を持ちます。
このような「地味なテーマ」であるからこそ、「事実上、半分は行政主導」という部分で作られたのであろうという点は理解できるし、決して「誰にでもお勧めできるか?」というとそこは微妙ですが(テーマとしては、やはり地味なのは否定できない)、「現在、2020~2022年における学校教育」(タブレットを使った教育現場など、結構近代的に描かれています)や、私が小学・中学時代だった頃とは全然違う給食像など、「先進的な取り組み」が見られた点においては、このような「決して大ヒットはしないだろうが、ちゃんと心に響く映画」こそ真に評価されるべきだろうと思います。
なお、いくつか減点要素(関西圏で先行公開ですが、関西圏からみた「地方」の方(趣旨的に、東京の方なども含む)だと「関西方言がわかりにくいのでは…」といった点は一応ありますが、それでも「内容としてはわかる」し、「決して地味ではないとはいえない、超地味な内容を扱うことの大切さ」はあると思いますので、減点なしにしています。
※ 映画の趣旨からははずれますが、現在の日本では、給食費を支払うことができない家庭(母子家庭が多い)もあり、特に義務教育である小中では「給食費を出さないなら給食も出さない」という強行対応に出る地域も一時期いくらか検討されたとはされていますが、「いや、それとこれとは別にしないと、無関係な子供がいじめの対象にあうだろう」という論点など、関連するところもあります。ただ、そこまでは拾い切れていません。