電話ボックスや車の中、住宅、テント、トンネルなど、閉鎖された空間を舞台に怨霊が巻き起こす恐怖を描いたオムニバスホラー。数年前に事故死した姉と話そうと「死者と繋がる」と言われる公衆電話に半信半疑で訪れた女子高生が主人公の「ツナガル」(主演:相楽樹)、映画撮影のため使われていないトンネルを訪れた撮影クルーたちが恐怖に襲われる「メイキング」(主演:鮎川桃果)、死体処理を生業とする女が、これが最後の仕事と決めた遺体を運ぶ最中に起こる出来事を描いた「報復」(主演:田中広子)など、8編のショートストーリーを収録。
ゆがみ。 呪われた閉鎖空間評論(1)
ショートホラー作品8話オムニバス。最初のは空き巣の男がヤバイと思ってベッドの下に隠れたら...みたいなよくあるやつ。女優が凄く上手い、刺されても何故かはだけないバスタオル。
報復は車の中で死体を解体処理する仕事の二人組みの話で、最後は今までバラしてきた亡者の群れに女がバラバラにされる。テントとラブホ清掃員とトンネルと手袋の話はイマイチ、生命保険の話はほぼギャグ。
最後の「ツナガル」が一番良かった。8話、1話、6話が良くあとの5作品はどれも似たり寄ったりの雰囲気で、怖い作品はない。