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アラビアのロレンス 完全版評論(20)
人間が一緒に懸命に生きる映画
よく練られた脚本と、キャスティング、音楽、撮影と辛抱強く完成させた映画業界の皆様に拍手です。
ぜひ映画館で
字幕
午前10時の映画祭10
1100円でっせ。安い。
(午前十時の映画祭にて鑑賞)
2020-16
この映画には政治的歴史的背景があるので見る前に少し予習しておくとよいでしょう。ま、要はアラビア半島のオスマントルコからの独立をイギリスが支援するってワケですが。
この映画で語られている物語の後、サウジアラビアという国ができてイギリスと良好な関係を築きます。その後、石油ビジネス支配権がアメリカに移り現在もサウジとアメリカは親密な関係にあります。
シナリオ的には結構ちゃらんぽらんで「なんで、それで納得するの?」的な部分が多く、主人公の内面的感動も上手く描けていません。というか最後までジレンマを抱えたままです。ジレンマを描いただけになっちゃってます。でも、映画の壮大感や演出の力によって見ごたえのある、心に残る作品に仕上がっています。
もちろん、ストーリーやせりふ回し、シーンの数々はお馴染みで覚えているのだが、何度観ても新鮮。
約60年前に撮影された映画だが、技術が進歩した筈の現代でも絶対撮れない、何度も人類の宝というと陳腐だが、その言葉しかあてはまらない、驚異の映画である。
観なければ人生の損だと、真面目におもう。
ピーター・オトゥール、オマー・シャリフ、アンソニー・クイン、そしてアレック・ギネス、アンソニー・クェイル。。。
「風と共に去りぬ」の主人公4名と同様、鬼気迫る演技以上の、まさに、「そのもの」。
とても作り物の登場人物とは思えない。
そして、映画音楽史上最高の巨匠のひとり、モーリス・ジャールの名曲に彩られた「映像」。
砂漠の砂の上を風がさーっと、さらさらと舞い上がるその繊細さと、悠久の大地を映し出す圧倒的なスケールの映像、奇跡としか言いようがない。
そして、4時間観た後の、現代にも通じる人間の重たい宿命、そして今の中東情勢にまで至る、人類の歴史の宿命(さが)。
言葉では語りきれない、百聞は一見に如かず、とはまさにこのこと。
映画館で上映される度に、足を運びたい。
最後に、「アラビアのロレンス」と「ドクトル・ジバゴ」、この二作だけで、私にとって、デヴィッド・リーン監督は映画史上最高の巨匠である。
※本レビューは「アラビアのロレンス」のレビューを転載し、加筆訂正致しました。内容は殆ど同一のものです。その点、ご了承下さいますよう、お願い申し上げます。
――
第35回アカデミー賞作品賞受賞作の完全版。
Blu-rayで鑑賞。
「完全版」が、本作の現在におけるスタンダード版?
それはさておき―。
一少尉だった男が知略を駆使してアラビアでレジスタンスを指揮し、オスマン帝国軍との戦闘に勝利してアラブの独立を成功に導くまでを壮大なスケールで描いた歴史超大作。
実在のイギリス陸軍将校トーマス・エドワード・ロレンスのバイク事故死から幕を開けた物語は、生前における、栄光に彩られたアラブ独立闘争での活躍を振り返っていきました。
砂塵を巻き上げながら、縦横無尽かつ迫力たっぷりに描かれた、砂漠の戦闘シーンのスペクタクルが秀逸! 大量のエキストラを動員した映像に漂うリアリティーに目を奪われました。
独立後、その立役者であるロレンスは、共に戦った仲間から排斥されてしまいました。白人がアラブの独立運動を指揮していた、という事実が邪魔になったからでした。
民族衣装を纏って見舞いに訪れた戦傷病院では、アラブ人と間違われた挙句に「この状況をつくりだしたのはお前たちだ」と罵られる始末…。アラブ議会では民族間のエゴによって政治が混乱していて、様々なことが後回しにされていました。この病院もしかりで、それ故の怒りだったのです…。
これまで自分がやってきたことには、一体どんな意味があったのだろうか…? 達成感と高揚に満たされていたロレンスの心に、圧倒的な絶望と虚無感が去来した瞬間でした…。
砂漠の陽光に映える白の民族衣装を身に纏い、アイデンティティーの狭間で苦悩しながらも、アラビアを救うため、ひとりの“アラブ人”として激烈な戦闘に参加したロレンス。
そんな彼に待ち受けていたものは、華々しい名誉と栄光だけではなく、それが裏腹に隠し持っていた残酷なまでの孤独と寂寥だったのかもしれないなと思いました。
盛者必衰というか、英雄はその存在自体が劇的過ぎるものであるが故に、役割を終えてしまえば途端に疎ましがられ、「必要無い」とばかりに虐げられてしまうということか、と…。悲しい運命ですが、それは歴史が雄弁に物語っていることでもあります。英雄譚の裏側に秘められたものの正体は、彼もひとりの人間であった、ということかもしれません…。