リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング
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ガッジョ・ディーロ評論(2)
浅黒くて顔の彫りが深いので“薄汚いエジプト連中”=「ジプシー」という呼び名でロマは扱われました。
これはロマに対してもエジプト人に対してもホントいかんかったねー。
ロマは、ユダヤ人と共にヨーロッパ中から狩り集められてガス室送りにされた人々。
本作は、その東ヨーロッパのロマの人たちの生活を垣間見せてくれたドラマ。
ドラマ仕立てだが監督自身がロマの血を引き、この流浪の民を自らの家族として記録し続けている。
監督は虐げられる同胞の生をフィルムに残し、劇場での公開を通してロマの存在を全世界へ知らしめんとする。
⇔それに対して劇中では登場人物ステファンは虐げられた民の奏でた音楽テープと録音記録ノートをば悲しみのカタストロフィーの内に破壊して地中に葬り、誰の目にも耳にも触れさせ得ぬためにこの世から隠して、そして弔いの踊りを舞う。
ステファンにとって、もはや目の前の民は観察や研究の取材対象ではなかったのだな・・・
破壊されるロマと、決して滅びずに再び立ち上がるロマ。
公開されるロマと封印されることで守られるロマ・・・
─この2つの生きざま、アプローチがこの映画では強烈な合体のスパークを成している。
そしてラストに監督が出した答えがサビーナのこの笑顔だ。
・・・・・・・・・・・
TSUTAYAの「良品発掘コーナー」でたまたま手に取った本作。ジャケ買いならぬジャケ借り
だが、こうして出会った新しい世界は僕に目眩を与えてくれるに充分だ。
この衝撃は「極北のアヌーク」=カナダのイヌイットの記録映画でも感じたものだ。
観賞後、あのバイオリンと物悲しい歌声が耳に残っていて未だ眠れずにいる。
美しい男女ステファンとサビーナに、未来を託したいと思う。