オリガ・スミルノワのジゼル in cinema
プロット
115分
03月08日 台灣上映
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プロット
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サイレントヒル評論(20)
本作の称賛すべき点は世界観と作風が芸術的なほどピッタリと合っているというところだ。サイレントヒルという喪失感漂う雰囲気に不気味な佇まい、異形のクリーチャーたち…本当に素晴らしい作品だった。
サイレンが鳴ると町は一変、さらに凶暴でおぞましいクリーチャーが蠢いている。
その中で次第に明かされていく事実や、娘を救うべく立ち向かう勇敢な母親など、丁寧な描写でしっかりと描いている。
ネタバレになるため言わないが、全てを分かった上でのあの惨劇的な有り様はなんかスカッとする。それでも訪れる切ないラスト。スカッとさせた後でのしんみりは反則だろう。世界観と映像美が織り成す不思議な物語は是非体感して貰いたいものだ。
映画化する必要あるかな?と思ってしまいます。ゲームの方が楽しめると思います。ゲームやったことないですが。
廃墟と化したサイレントヒルという町へ入ったローズ(ラダ・ミッチェル)と娘シャロン(ジョデル・フェルランド)だったが、忽然と姿を消してしまったシャロン。そして女性警官シビル・ベネット(ローリー・ホールデン)も加わって、シャロンの行方を追ってこのゴーストタウンを彷徨い歩く。夫であるクリフ(ショーン・ビーン)は妻の後を辿り、サイレントヒルへ入ろうとするが、人間の気配すら感じられない町には手掛かりすらつかめなかった・・・
序盤において、彼女たち3人が30年前の同じ場所へタイムスリップしていて、ショーン・ビーンと他の男衆はわけもわからず空回りするばかり。偶然にも同じ場所にいた彼が「匂いが・・・」などとつぶやくのですが、30年も残り香があるなんて、よほど強烈な匂いだったのかもしれません(違うかも)。死んでしまったらタイムパラドクスが起きてしまうだろう?といった不安定な世界観ではありましたが、どちらかというとパラレルワールドのような雰囲気なので、彼の直感は多分気のせいだったと思ったほうがよさそうです。
恐怖感が薄れたのはこのタイムパラドクスのせいかもしれませんが、これは終盤までわからなくしたほうが良かったのでしょう。もしかすると主人公の夢の中なのではないかと思わせる浮遊感とか、現実離れしたCG効果も原因だったかもしれません。結局、憎き相手はクリスタベラだ!などと社会派映画的昂揚感によって、すでにホラー映画であるということを忘れさせてくれたのです。さすがにでかい包丁は怖かったけど・・・
魔女狩りにあったダリアの娘アレッサ・ギレスピー。彼女がシャロンと瓜二つなものだから、ローズは怖いながらも必死で守ろうとする展開。しかも、焼かれた姿が痛々しくて、死神と自ら呼ぶアレッサだけが復活。そしてシャロンは彼女の良心として生まれたのだ。
途中まではたいしたことなかったけど、♀マーク四つのカルト教団のおかげで徐々に加点・・・そして秀逸なラストシーンでもう一つ加点。匂いとともに生きていくことになったショーン・ビーンに乾杯。
【追記:2020.7】
サイレントヒルの住民たちに黒人が一人もいないことに気づきました。ウェスト・バージニアという南部という土地柄もあると思うのですが、こうなってくると宗教団体もKKKをイメージしていたのかもしれません。恐ろしい怪物だってKKKのフードみたいだし・・・
大抵の実写化は微妙な作品になるのだが、この映画は数少ない実写化の成功例といって良いだろう。ほとんどのクリーチャーに人間が太刀打ち出来ないのも素晴らしい。基本的に主人公達は逃げるばかりなのだが最後はしっかりラスボス(?)に立ち向かう!
教祖の血の雨の中を踊るシーンと娘に取り憑くときの笑顔がキュートです。