寺沢武一の名作SFアクション漫画「コブラ」を、テレビアニメ「あしたのジョー」「ベルサイユのばら」などの名匠・出崎統監督がアニメ映画化。左手にサイコガンを仕込み、銀河にその名を轟かせる宇宙海賊コブラ。賞金稼ぎのジェーンに興味を持った彼は、自分が700万ビートルの賞金首コブラだと告げる。初めは信じないジェーンだったが、彼が本物のコブラであることを認めると、生き別れた3つ子の姉妹キャサリンとドミニクを探すため協力を依頼する。2人はクリスタルボーイに監禁されているキャサリンを救出しに向かうが……。歌手・タレントの松崎しげるがコブラの声を担当。立体3D方式の絵作りや、国内アニメとして初めてドルビー・サウンドシステムを使用したことで話題を集めた。2022年12月、公開40周年を記念して4K映像でリバイバル公開。
スペースアドベンチャー コブラ評論(3)
TV版より先にこちらの劇場版が作られていたのは知らなかった。あと少年ジャンプだったことも驚きました。結構大人向けだと思う。
榊原良子の声がとにかく大好きです。
当時、漫画「コブラ/寺沢武一」とTVアニメ版は視聴していました。
すっかり内容は忘れていましたが、
「なんか、ちゃうなー(どこかが、漫画版&TVアニメ版と違うなー)」
と思いながら視聴を終えました。
一番の違いは“左腕がサイコ・ガンに変化する”所だと解りました。
漫画版&TVアニメ版は“左腕の義手を外してサイコ・ガンを出す“。
他にも“タートル号のデザイン”が違いました。
(トポロ教授なんていうキャラクターいましたっけ?)
ミロス星人は、
トポロ教授「この絵と同一の
黄金のプロポーションを持つ女性のみ」
の言葉から、
絵画「ヴィーナスの誕生/サンドロ・ボッティチェッリ」、彫刻「ミロのヴィーナス」・・・の“ヴィーナス”がモデル(元ネタ)なんでしょう。
ドラマは直線的(ジェーン→ドミニク→キャサリン)なんですが、
「スペース・アドベンチャー」
していました。
コブラVSクリスタル・ボーイの決闘シーン、
コブラ「こいつはね
ルルージュ星でドミニクの胸を貫いたあんたのあばらさ
“目には目を”
“骨には骨を”
ってね」
(この後、あばらでクリスタル・ボーイを貫いて、サイコ・ガンを放って止めを刺す。)
「やったー!(化け物を倒したぞう!)」
となってフィニッシュ。
三人姉妹のジェーン、キャサリン、ドミニク。ジェーンもドミニクも殺されてしまうが、クリスタルボーイが超強敵だったため・・・どうせ最後には勝つんだろなどと思ってはいけない・・・だけど、だめ、つまらない。姉妹の愛を掴んで自爆を阻止するってのが、盛り上がりに欠ける。そして声優もタレントが多く、最も酷いのが風吹ジュンだった。最近はいい女優になってるというのに。