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ブラック アンド ブルー評論(20)
様々な事情を抱えたやや多めな登場人物たちを簡潔に配置して展開される逃亡劇は見事。
徐々に浮かびあがるテーマは心を撃つ。
ハリウッド映画なのでラストの予想はつくし、内容的にも然程目新しさはないんだけど、それでも最後まで緊張感が継続していて、見て損は無い作品だと思う。
ただ勿体ないのは、スターがいないこと。
名前を聞いただけで見に行こうとかなぁと思えるスターが主演だったら、もっと多くの人に見てもらえたのに。
そう思うと、勿体ない作品だなぁと思う。
四面楚歌な状態、街中敵だらけの中、ハラハラドキドキの展開が続きます。
アクション映画ですが、日本にはない人種差別や貧困の問題が丁寧に描かれているように感じました。
お決まりの展開ではありますが、そこが良い!特に相棒の警察官の葛藤がよかったです。
映画最後の「救われた」という言葉がジーンときました。
本作品、WOWOWのハリウッドエキスプレスで紹介の映像を見てから楽しみにしていましたが、凄く面白かった。
まず、全編に緊迫感が漂っていて、こちらもある意味緊迫して見る事が出来た。
タイトルの「ブラック アンド ブルー」ってどんな意味があるのかなと思っていたのですが、「へえ」と思った。
監督のデオン・テイラーって始めてたんですが、彼の他の作品を見てみたいと思う程結構上手く出来ている。
強いて難と言うか評価を下げてしまう事を言えば、内容がちょっと好都合に出来ているかな・・・・
もう少し冒頭に、町の過去の話、それから現状の話、主人公との関わりの話などを織り交ぜれば、こちらにも町の人の「怒り」が映って見れたのかな・・・・・
ドキュメンタリータッチ風で描かれている雰囲気があるので、全編に緊張感があると思うのだけど、お話は非常に単純で、何処でもありそうな話なんですが、意外によく撮れているので、新鮮な気持ちで本作品に臨めたな、アクションシーンもしっかり有るので、私自身は、退屈せずに見れた。
いい作品だったな・・・・