ラストレター劇情

「Love Letter」「スワロウテイル」の岩井俊二監督が、自身の出身地・宮城を舞台に、手紙の行き違いから始まった2つの世代の男女の恋愛模様と、それぞれの心の再生と成長を描いたラブストーリー。姉・未咲の葬儀に参列した裕里は、未咲の娘・鮎美から、未咲宛ての同窓会の案内状と未咲が鮎美に遺した手紙の存在を告げられる。未咲の死を知らせるため同窓会へ行く裕里だったが、学校の人気者だった姉と勘違いされてしまう。そこで初恋の相手・鏡史郎と再会した彼女は、未咲のふりをしたまま彼と文通することに。やがて、その手紙が鮎美のもとへ届いてしまったことで、鮎美は鏡史郎と未咲、そして裕里の学生時代の淡い初恋の思い出をたどりはじめる。主人公・裕里を松たか子、未咲の娘・鮎美と高校生時代の未咲を広瀬すず、鏡史郎を福山雅治、高校生時代の鏡史郎を神木隆之介がそれぞれ演じる。

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ラストレター評論(20)

azjlkde
azjlkde
岩井俊二作品を初めて鑑賞しました。

映画公開前に原作を読んだら、こじつけ的な設定に対して不自然な印象が強く、なんとなく気勢をそがれた感じのまま、映画館へ行きそびれてました。

でも、見逃さずに済んで良かった。

そんな素敵な作品でした。
裕里の「いくらなんでも…」という常識外れの振る舞いも、謎のDV男の阿藤のキャラクター(いかがわしさや未咲が惹かれてしまった魅力の一端)も、松たか子さんと豊川悦司さんの力でさほど違和感を覚えることなく見れました。これなら、後で冷静に振り返っていちいち粗探しなんかする必要ないし、そういう映画作りをしたこと、岩井監督の映像美と役者さんの力を見事に引き出したことを素直に受け止めるだけで十分でした。

それだけでも凄いのに、広瀬すずさんと森七菜さんコンビの初々しさ、可憐さ、無理に捕まえたらすぐに弱ってしまう蝶々のような脆さや儚げな仕草や表情。
なんてことしてくれるんですか、と言いたくなるほど魅力的でした。おかげで福山さんと神木さんがただの引き立て役になってしまいました。

原作本の解説に、『おそらく岩井俊二というのはひとつのジャンルである』と書いてありましたが、はい、その通りですね、と今なら大いに納得できます。

旬の女優さんの魅力を輝かせる手腕、という意味ではウッディ・アレン(最近ではエマ・ストーンやエル・ファニングが印象に残ってます)のようでもあります。
静かで絵画的な映像美の岩井監督。
皮肉やウイットに富んだ速射砲のような会話の中でいく通りもの表情を引き出すアレン監督。
手法はまったく違いますけど。

拙宅(というより拙部屋ですが)の近くでもセミが長梅雨の鬱憤を晴らすかのように鳴きまくっているこの8月のタイミングで観たのも、良かったです。
縁側のスイカ🍉食べたかったなぁ。
gafhgqa
gafhgqa
何を配慮してんの!広瀬すず、がんばっていい演技してんのに!邪魔すんな!監督もしてんのに、自分で解かれよ!!庵野!下手。新ゴジラ、大好きです!
中山美穂、演技良かったけど、監督作品で、ラブレター被るから、違う人が、良かったかな。トヨエツの駄目さがハマってた、かな。
eyvyxf
eyvyxf
タイトルからも岩井俊二の劇場映画デビュー作『Love Letter』の変奏であることは明らかで、『Love Letter』だけでなく、さまざまな岩井俊二作品のモチーフが随所で引用されている。岩井俊二という人の作劇はかなり特殊で、これを本人以外がやっていたらパクリと言われるのがオチだろう。しかしさすがは本家の岩井俊二。どう転んでも「似てる」ことなど承知の上で、入り組んだ構成をより複雑に、とんでもなく複雑にアレンジしていて、ラディカルと言っていいほど野心的な作品に仕上がっている。群像劇、と言えなくもないのだが、とにかく主人公がバトンレースのように交代していくこの方式は、「映画とはこういう風に進むもの」という先入観をハナから否定している。思えば『Love Letter』のラストシーンも従来の映画的な結末から飛躍したもので、あれから25年を経てもなお、岩井俊二は自らが生み出したジャンルを更新しようとしているのだろう。全編どこを切ってもあふれてくる岩井汁。それでいてどこか新しい。集大成のようで、現在進行形の映画作家の凄みを感じた。
cioazbe
cioazbe
高校時代の姉妹と同級生の男子の恋。仙台での思い出。20年以上過ぎたいま思い返される。高校時代に交わしたラブレターの数々とその男子が大人になって書いた小説。全体的に瑞々しい映像。最後の場面に盛り上がっていく展開。シーンごとに盛り上がる場面でさっと切り替わるカットのリズム。岩井俊二ワールドの純文学的な映画でした。特に、ラストレターとも形容したくなる最後の朗読の展開から地方の風景に切り替わる瑞々しさは美しい。
dfqphz
dfqphz
岩井俊二は主要作を見ていますがとくに思い入れはありません。が、岩井俊二にかかってくる形容詞がわからないわけではありません。

姉の同窓会に勘違いされたまま出席する──があります。
この設定が、まったく呑めず、骨がつっかえたまま進む映画でした。

おさななじみ、同窓というものは10年20年30年経っていてさえ、明確なおもかげを残しているものです。解らないはずがないのです。
強引すぎます。裕里が乙坂に出会うには、もっとちがう方法があったと思うのです。

いや、ちょっと待ってくださいよ。
細かいことにこだわってしまっているの──かなあ。
まず姉妹は、双子の外見設定を持っていません。
その姉の同窓会──人数が多いので同期会だとおもいます──に行ったら、妹に間違えられ、百人かそれ以上が集まっている広いホテル会場でスピーチをするのですよ。

ありえなさすぎます。ましてや仲多賀井高校は田舎の高校です。年子ならたいていの生徒が妹を知っているはずです。
識別ができないほど似ている──のならともかく、全員が妹を姉だと勘違いしたまま、進行する世界なんて──
ありえないわけです。

むろん、創作なのでありえなくてもいい世界です。
ただ、映画はあるていどリアルな質感をしています。ありえないことが、気にならないファンタスティック映画ではなく、現実に寄せてくる映画です。

だから、気になるのです。
この飛躍を受け容れられないことは、個人的な岩井俊二観でもあります。
リアルな心象をあつかう一方で、大胆な飛躍をする作家──だと思います。
美咲が負った運命にも苛烈な飛躍があります。DV男に宿られ悲運を遂げる──なんか短絡を感じたのです。

でも映画はきれいです。なにしろ俯瞰の粒立ち。ぐっーとパンする佳景の気持ちよさ。青葉城からの眺望を堪能することができます。ドローンさまさまです。

しかし見進めるうちに、勘違いに気づきました。おもいすごしかもしれませんが、岩井俊二をはじめて解った気になりました。ファンタジーなのです。

米仏合作の恋愛オムニバス映画New York, I Love You(2009)を個人的な野心を持って見ました。
岩井俊二のパートがどれか当てよう──というものです。
これは楽しい試みでしたが、当たりませんでした。
わたしが岩井俊二がなにか解っていなかったからです。

いまおもえば岩井俊二が担当したオーランドブルームとクリスティーナリッチのパートには、むしろ露骨なほど、岩井俊二があらわれていました。
会わない男女のやりとりです。てがみはありませんが、会わずにやりとりしていくうちに、うちとけ、恋愛感情にむすびつく話です。あきらかに独自性のあるパートでした。

恋愛譚オムニバスなので会える結末でしたが、ラストレターで解った岩井俊二は、いわば永遠に会えないけれど感応している恋愛です。いみじくも裕里の台詞にある『誰かがその人のことを想い続けていたら死んだ人も生きていることになるんじゃないでしょうか』が岩井俊二の主題ではないか──と思ったのです。

ただし、個人的に「距離や時間で会えない恋愛」の作家として知っているのは新海誠なのです。

映画を見る人が、感じる現象のひとつに、にわとりとたまごがあると思います。

岩井俊二を知っていて、その世界観を知っているつもりです。
ただ、岩井俊二以降、とりわけ若年の色恋をかたる創作物のなかに、まるで必須スタンスのごとく、岩井俊二節が出てくるので、だんだん本家本元が解らなくなってくる──わけです。

これは、とても重要な現象だと思います。

映画が発展する行程で、その最初のもの──もっとも原始的な元祖が、もっとも影響力を持っています。それに異論はありません。

その傘下で影響を受けたクリエイターが二次創作し、二次に影響を受けて三次創作され、・・・四次五次と、新しい世代ごとに原初の魂は薄まっていきます。魂は薄まっていきますが、観衆としては、本家本元より、その影響下でつくられたもののほうが、面白い。──ということが、よくおこります。

簡単にいえば、その祖を築いた岩井俊二より、それに影響を受けた新海誠のほうが面白い、あるいは深作よりタランティーノのほうが面白い──というような現象を、わたしたちは案外よく知っているはずです。

長年映画を見てきて、ようやく気づいたロジックなのですが──
優れた映画監督が、影響を受けた映画として語るものは、すべて古典です。
影響を受けた映画が、古典でない監督は、たいてい優れた映画監督ではありません。
これは強引すぎるロジックですが、たいていそうだ──という実感があります。

わたしが才能があると感じる映画監督が、影響を受けた映画として挙げるのは、たいていプリミティブ(原始的)な創始者です。
長いこと、それが不思議でした。
なぜなら、わたしが才能を感じる映画は、その創始よりも、もっと複雑な心象を語り得ているからです。創始よりも、ずっと面白いからです。

それは、当然といえば当然の進化ですが、このロジックを知らないと、古典を楽しむことができません。
古くて評価の高い映画が、なぜ評価が高いのかを知るには、その二次三次四次を、度外する必要があります。われわれは、そこから派生した、数多くのもっと面白いものを知っているからです。

もちろん映画をどう見るかは当人の自由ですが、これが映画のにわとりとたまごです。どっちが先か考えます。しかし、二次三次四次とて、それが本物になってしまうと、煎じ物ではなくなります。新海誠を見た者にとって、そこが創始に変わるのです。

『~中略。そのなかでも、とりわけスタージョンの影響が強いのはサミュエル・R・ディレーニイである。
ある意味でどこか完成しきっていないようなもどかしさを残すスタージョンの世界が、もしもひとりで成長していってバランスのとれた宝石になっていったとしたら、それはおそらくディレーニイの諸篇に非常に酷似したものになるにちがいない。作中人物の口を借りて、彼みずからがスタージョンを賛美する『エンパイア・スター』はもとより、「流れガラス」や「スター・ピット」に見え隠れする色調は、スタージョン以上にスタージョンらしさがでている。』
(ハヤカワ文庫版シオドア・スタージョン著、矢野徹訳「人間以上」の水鏡子のあとがきより)

小説でも映画でも音楽でも、知らずのうちに、わたしたちはこのことを、多く体験しているはずです。
元祖がいて、その元祖からの脈を経て、世代ごとに、わたしたちが熱中するクリエイターがいるはずです。

たとえばジョーダンピールはスパイクリー以上に洗練された手口でスパイクリーのようなことを語っています。
長く映画を見ていると、そのことに気づきます。往々にして、後発のほうが、ずっと器用なのです。
才能を感じる映画監督が『ある意味でどこか完成しきっていないようなもどかしさを残す』古典を偏重していることがあります。たとえば新海誠が岩井俊二を絶賛しているとき、──なるほど、と思うことがある──というわけです。

なるほどファンタジーなのであれば、前述したありえなさが気になりません。
やっと岩井俊二が解りました。解った──と思います。

幼少時と現在がパラレルになっています。森七菜が印象的でした。密かに寄せる恋心が伝わること、と同時に、感傷へおちいるところを天真爛漫でぱっと回避します。むしろ広瀬すずが大人びて見えます。森七菜には演技の気配がなく、若さが見せる刹那の輝きをとらえていたと思います。そのリリカルは岩井俊二の独壇場でした。

多くの人々が感じる岩井俊二はそのような少女のリリシズムです。花とアリスみたいな、少女がたわむれて笑い合う情景──が「岩井俊二っぽいこと」です。この映画でも、水を抜いたプールの底で浴衣の少女が花火をする、とか──「っぽい」景色がたくさんあります。個人的にはそこに感興しませんが、おそらく多くの観衆が岩井俊二をそのように解釈しているはずです。これはラッキーな誤謬でもありましたが、もとより映画をどう楽しむかは各々の勝手です。
ですが、それは岩井俊二の枝葉に過ぎません。それがやっと解った──わけです。

この映画をさらに楽しむなら、前でも後でもかまいませんが、ラブレター(1995)を見ることです。混濁する人物相関と思い出。主人公は死者です。おもえば最初からファンタジーの作家でした。『ある意味でどこか完成しきっていないようなもどかしさを残』していますが、ラブレターが原初でした。そして25年の時をへだてて、かんぜんに一貫している岩井俊二を知ることができます。

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