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光の六つのしるし プロット アメリカ 12月22日 2007 台灣上映
愛しのローズマリー プロット アメリカ 06月01日 2002 台灣上映
愛しのタチアナ プロット フィンランド 01月01日 1995 台灣上映
殺しのドレス プロット アメリカ 04月04日 1981 台灣上映
愛しのチィパッパ プロット 日本 12月20日 1986 台灣上映
懐しのブルース プロット 日本 01月08日 1948 台灣上映
麗しのサブリナ評論(19)
二作目くらいなのに堂々大スターたちとひけをとらない自然天然の演技
ボギーはこのあと数年で没 渋いポーカーフェイス 知性品格
今まで観る機会が幾度とあったけど見逃していたこの映画。配信で。
ロマンティックコメディの原型をみるような洒脱なワイルダータッチ!何と言ってもヘプバーンが美しく可愛い、それにつきる。
憧れのパーティを見つめるその瞳。車の下からひょっこり顔を出す可愛さ。(彼女は最初から美しいのだけどそこには触れてはいけない)
全編妖精のような可憐さをフィルムに残すことに成功している。これだけでも映画史に刻んだ偉業と言えよう。
ボガードはいささか居心地の悪さを感じるが(ハードボイルドになりようないし)そこも味だと思えば。
女優を美しく撮る、洒落た会話、決断し行動するパッピーエンド、とここから発展しているロマコメの原点を楽しむのが良いでしょう。
みにくいアヒルの子的な話なのに、オードリー扮するサブリナは服が地味なだけではじめから美人なので、彼女を相手にしないディヴィッドが間抜けに見えるのが残念。
しかし、随所に笑いが溢れる映画だった。時代が違えど、面白いものはやはり面白いですね。
ただ、『カサブランカ』でおなじみハンフリー・ボガートの魅力は若者の私にはまだわかりかねます。
コメディとはいえ話にやや無理がある感。
まず最初の自殺未遂。ちっとも深刻さがない。
次にパリから帰っていきなり洗練された美女ってとこ。なんで?パリの料理学校で下手こきまくってたやん?
そして最高に無理があるのはやはりデイビッドからライナスへの乗り換え。あれほど恋い焦がれてやん?「家族だから同じだ」って?アホか!だいたいハンフリー・ボガード、歳いきすぎ、サブリナと釣り合わん!弟も弟、納得すんな(笑)
ラストも今ひとつ、もう少し劇的であって欲しかった。
とまあ、いろいろ文句をつけましたがオードリーはやっぱり魅力的。その一挙手一投足を見るだけでこの映画十二分に価値ありです。