草なぎ剛演じるトランスジェンダーの主人公と親の愛情を知らない少女の擬似親子的な愛の姿を描いた、「下衆の愛」の内田英治監督オリジナル脚本によるドラマ。故郷を離れ、新宿のニューハーフショークラブのステージに立つ、トランスジェンダーの凪沙。ある日、凪沙は養育費目当てで、少女・一果を預かることになる。常に社会の片隅に追いやられてきた凪沙、実の親の育児放棄によって孤独の中で生きてきた一果。そんな2人にかつてなかった感情が芽生え始める。草なぎが主人公・凪沙役を、オーディションで抜擢された新人の服部樹咲が一果役を演じるほか、水川あさみ、真飛聖、田口トモロヲらが脇を固める。
ミッドナイトスワン評論(20)
苦しくて辛くて胸がギュッと締め付けられて
でも愛おしくて愛に包まれる感覚もあって
今まで感じた事のない感情に心が揺さぶられました。
先行上映を観て暫くはその感情に心が占領されて
ふとした瞬間に涙が溢れてきました。
出演者皆さんの演技がリアルで素晴らしいです。
特に草彅剛さんの演技が圧巻でした。
服部樹咲さんのバレエも美しいです。
公開になったら、また観に行こうと思います。
ぜひこの映画しか味わえない感情を映画館で観て体感して欲しいです。
素晴らしい映画だった。
心に響く映画というものに、初めて出会えた気がする。
エンドロールまでしっかり見た。
泣いた。痛々しい場面、切なくて胸が締め付けられる場面が多々あったが、鑑賞後はなぜか悲しい気持ちを引きづらず 幸せな気持ちに包まれた。不思議な感情。
公開したら もう一度観たい映画
LGBTを扱った内容で、かなりきつい、衝撃的な映像もあるんだけれど、当事者の方からするとそれでもソフトに描かれているのだそうです。
印象を3つまで、ということで、泣ける、怖い、と選び、最後の一つを悲しいか幸せで悩み、幸せにしました。
悲しみはある。でも、この映画の根底にあるのはやはり幸せなんだと思ったので。
ぜひ映画館でその幸せを確かめに行ってほしいです。
わたしもまた必ず観に行きます。
こんな凄い役者さんだったのか‥。
見終わった後、いろんな感想を持つと思う。
僕は、凄く切なく苦しかった。
見終わった後、暫く何とも言えない気持ちになった。
心を揺さぶられたって事なんだろう‥。
2時間弱、あっと言う間だった。
この映画は映画館で見てほしい。
見終わった後、暫く余韻が残るであろうから。
圧倒されました。凄かった。これは映画館でこそ観る価値のある作品です。しかもできるだけ前情報は入れずに観た方が良いと思います。終わってもしばらく立ち上がれなくなります。
(以下は個人の感想文なのでお読みにならなくて結構です)
凪沙が号泣する場面からはもう映画だということを忘れて、のめりこんでいました。
体の性と心の性が一致しないためにこれほど苦しい思いをして理不尽な扱いに耐えなければいけないとは思いもよらなかったです。テレビで見かける、明るいものまねオネエや毒舌タレントの裏にもこんな葛藤があるんだろうか、私も知らないうちに誰かを傷つけていないだろうかと怖くなりました。
私の知っているつよぽんはどこにもいなくて最初から最後まで凪沙さんでした。行ったことないけど、歌舞伎町に実在するトランスジェンダーの女性でした。
幸せになって欲しかった。今思い出しても悔しいです。
りんちゃん役の上野鈴華さんも素晴らしかったです。一果が好きで、でも才能が妬ましくもあり、バレエを奪われたことで生きるのがどうでもよくなってしまった、でも踊りたくて、踊りながら死を選んでしまった。衝撃でした。壁を飛び越える前に抱きとめてあげたかった。楽しいことはこれからもあるよと教えてあげたかった。まさに母の気持ちでした。
一果役の服部樹咲さんは一果にしか見えませんでした。凪沙さんの分もりんちゃんの分も、強く生きて欲しい、幸せになって欲しいと祈る思いで見守っていました。バレエの知識はないのですが素晴らしい演技だったと思います。
瑞貴も洋子ママもバレエの先生の真飛さんも素晴らしかったです。
辛いけど理解できなかったところもあるのでもう一度か二度は観なければ。
あと音楽も最高でした。ピアノのテーマが流れるたびに鳥肌が立ちました。サントラも欲しいけれどうちにはCDプレーヤーがないので配信を待ちます。
本当に凄い映画を観てしまったと思いました。