天使の詩
プロット
イタリア
11月11日 1967 台灣上映
SHANE-THE POGUES:堕ちた天使の詩
プロット
アイルランド
10月29日 2005 台灣上映
わたしのかあさん 天使の詩
プロット
日本
03月30日 台灣上映
天使の涙
プロット
香港
06月29日 1996 台灣上映
天使の恋
プロット
日本
11月07日 2009 台灣上映
アジアの天使
プロット
日本
07月02日 2021 台灣上映
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ベルリン・天使の詩評論(20)
この作品が作られたのは、冷戦中でまだベルリンの壁が崩壊前。そういう背景もあり、劇中の会話や台詞の社会的な物がとても印象的だった。
ストーリーは後半、主人公は天使をやめ人間になるのだが、そこからの人間らしいストーリーも良かった。
主人公を演じるブルーノガンツの優しい表情がとても印象的。刑事コロンボの俳優ピーターフォークは本人役で出演していて面白かった。
ライブハウスでのバンドの演奏も印象的だった。
映像はモノクロとカラーをうまく使い分け芸術的。台詞はとても詩的。ヴィムヴェンダーズのアーティスティックな一面が全開な作品。
エンドロール前の、かつて天使だった小津安二郎、フランソワトリュフォー、アンドレイタルコフスキーに捧ぐというテロップにグッと来た。
彼らは、ベルリンで暮らす人々の姿を廃墟の上から見守っている・・。
今作は、彼ら二人の天使と下界の人々との交流(主に、ダミエルからの視点で)、モノクロームを主としながらも、時にカラー映像を絶妙に絡ませて描き出した作品。
守護天使ダミエルが恋したサーカスの空中ブランコ乗りの美女マリオンをソルヴェイグ・ドマルタン:今作が映画初出演、が演じる。
更に印象的だったのは、ダミエルとカミエルに手を差し伸べる、元天使で現在は映画スターの”ピーター・フォーク”を演じるピーター・フォークの姿。
彼は、今や人間なので二人の姿は見えないのだが、気配を察し特にダニエルに話しかける・・。
”人間になりなよ・・・”と。
人間に恋してしまったら、天使は”死ぬ”のに、ダニエルは空中ブランコ乗りの美女マリオンに魅入られ、重い決断をする・・・。
目覚めたダニエルが目にしたベルリンの風景は、見慣れてはいたが、それはそれは色鮮やかで・・。
珈琲の味と香りも素晴らしく感じる中、ベルリンの市中で、マリオンを探すダニエルの姿。
<”NICK CAVE&THE BAD SEEDS”の”FROM HER TO ETERNITY”が流れるコンサートで、漸く巡り合ったダニエルとマリオン・・。
学生時代に、人間の恋って矢張り、素晴らしいなあ・・、と思って観入った作品。
貧乏学生だったが、2度観た記憶がある。その後、何度も別媒体で鑑賞。>
<1988年4月 劇場にて鑑賞>
生きている誰もが、色々とそれぞれの訳があって、面倒くさいことのほうが多そうだけど、ほんの少しでも、誰かのことを思うことが出来れば、なんだか生まれてきて良かったと思える。
そう語りかけてくれてるような気がする優しい作品でした。
白黒だ?と思いきや…
セリフでなくナレーションなのも理解
詩なのだ
良いことも良くないことも
ベルリン、と聞いただけであたしの世代はなにか重い
そう思いながら見ていたけれど
なんだ恋愛のファンタジーじゃないか
天使よそばにいておくれ