マリー・アントワネットの首飾り
プロット
アメリカ
02月16日 2002 台灣上映
マリー・ミー
プロット
アメリカ
04月22日 2022 台灣上映
ローズ・マリー(1954)
プロット
アメリカ
09月01日 1954 台灣上映
マリーの獲物
プロット
日本
01月27日 1996 台灣上映
永遠のマリー
プロット
イタリア
01月15日 1993 台灣上映
裸足のマリー
プロット
ベルギー・フランス・ポルトガル合作
12月17日 1994 台灣上映
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マリー・アントワネット評論(20)
なんか選曲のセンスがドウこうより音楽をBGM程度にしか捉えていない演出が残念。
相変わらずK・ダンストの魅力を発揮させる演出が素晴らしいS・コッポラだが物語全体としては単調気味で飽きもくる。
堅苦しくせずに今時な感じで撮ったにしても話の展開に捻りも無くチョットぶっ飛んだマリー・アントワネットの人生を観たかった。
だけどストーリーは…つまらない。
作業しながらとかならもう一度見たいかな、という感じ。
ストーリーはマリー・アントワネットの半生をモダンなテイストで描いたもの。
まず、伝記映画として見るべきものではなく、ちょっとした青春ドラマだと認識する必要がある。ソフィア・コッポラは実際の事実からかなりデフォルメして表現しているに違いない。それで良かったと思う。ポップな描写が映画全体に一貫して連なり、一つの群像劇として成立していたからである。
本作の特筆すべき点はやはりソフィア・コッポラによる演出である。ソフィア・コッポラ特有の映像美は多くのシーンで垣間見える。自然、色彩、人間を絶妙なバランスで織り交ぜた画を撮るのが上手い。撮影にはかなりこだわっているであろう。
音楽はその時代とは相反する現代のポップス、ロックの曲を用いていたが、その映像にマッチしていたし、統一感があったので良かった。
場所や衣装などからもその優雅な雰囲気が感じられるが、製作費はさぞ膨らんだであろう。
ソフィア・コッポラはこのような作品をこれからも撮っていくだろうと痛感。女性の視点からその感情を映像美豊かに描写するのが好きなのだと思う。
絵画のように眺めているだけでその映像に酔い痴れてしまうのは彼女の作品だけである。