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しゃべれども しゃべれども評論(19)
噺家って〜のはどうしてこんなに根性が曲がってんですかねー
その了見がわからね〜
褒めるなら褒める、けなすならけなす
つーっと言や〜いいのに真っ直ぐ話さねーんだからタチが悪い
いやね、真っ直ぐばっかりじゃつまらねーのはわかりますよ
私だってバカじゃないよ、でもね仲直りするもんもできねーってもんですよーホントーに
でね、あたしゃ考えたのさ
これからは噺家の話は話半分にしようかなって
そうすりゃ〜〜腹も立た無いし悔しくもない
でも困ったことがあるんですよー
毎回半分だと最後のオチまで聞けないのが残念なんです
お後がよろしいようで
映画「しゃべれども しゃべれども」(平山秀幸監督)から。
TOKIOの国分太一さん扮する落語家・今昔亭三つ葉は、
新作はやらず、古典落語しかやらないと決めている。
師匠には「数だけ増やしてどうすんだ、ばかが」と叱られるが、
それでも、古典落語を喋り続ける訳は、自信がつくような
「これだってのが、欲しいんです」が本心のようだ。
さて、最後にはある落語を自分のものにするのだが、
それを聴いていた師匠が、ぼそっと呟く。
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、当たり外れは風まかせ」
最後の「当たり外れは風まかせ」が粋だねぇ、とメモをした。
しかし、ネットで諺を調べると、不思議なことにぶつかった。
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」の意味、使い方に違いがある。
ある辞書には「下手な者でも何度も試みれば、
まぐれでうまくいくことがある」というたとえ。
類義では「下手な鍛冶屋も一度は名剣/下手の金的」など。
一方、「何事も根気よく続ければ、
そのうちにうまくいくものだということ」というたとえ。
使い方は「下手な鉄砲も数打ちゃ当たるというから、
いつかは儲かることもあるだろう」となっている。
片方は「偶然・まぐれ・奇跡」のように捉えているが、
もう片方は「地道な努力、継続の大切さ」を伝えている。
この物語での使われ方は、後者だろうか。
私の理解は、前者だったから、ちょっと驚いたけれど、
あながち、間違いではない気がしている。
さて、あなたは、どちらだろうか。
何より非常に丁寧に作られている。それぞれの事情を抱えながら三つ葉が主催する話し方教室に通う3人の生徒たちが、落語を通して殻を破ろうと悪戦苦闘する姿は、“あなたの物語”でもありうる。そして彼らを教えることで、いつしか自分に足りない部分に気がつき、三つ葉の芸が化けるまでを非常に丁寧に描いているので、終盤に用意された展開が素直に胸に迫るのだ。
それから、役者陣が皆好演している。落語を演じるシーンの撮影は順撮りだったそうだが、その甲斐あってか、国分が終盤に見せる「火焔太鼓」は、本物の噺家のようにさえ見えるし、国分を支える香里奈、松重豊、子役の森永悠希(桂枝雀のビデオが教材だったそうだが、生き写しと言っても過言ではない)が映画の中の登場人物になってしっかりと生きているのが素敵だ。また、大ベテランの八千草薫と伊東四朗がまた素晴らしい。彼らの存在によって、映画の品格が一段も二段も上がっている。
ともかく、1人でも多くの人に観てもらいたい温かい映画だ。
太一演じる主人公の売れない今昔亭三つ葉という噺家=落語家は人情に厚く金はないけれど憎めない主人公。
落語を話すシーンも教えるシーンも、好きな女の人に結婚を教えられて歌舞伎のチケットを渡して不味い弁当を食べる姿も個人的には凄く良い人だと思った。
その反面、説教くさくカッとなる性格の持ち主。
だけど、この映画の良さは八千草薫と松重豊だ。
主人公の祖母、八千草薫は凄くキュートで憎めないし素晴らしかった。
素直じゃない話すのが苦手な香里奈演じる十河。
十河が浴衣の縫い付けを八千草薫に教わるシーンで、ぶきっちょね!と言う。
浴衣を伏線に、ぶきっちょだと言う姿が堪らなく良かった。
湯河原さん役の松重豊も素晴らしく良かった。
焼き鳥で働いているシーン。
放送で選手の陰口叩いてどぉすんだよ。
そんな真似しねえよ、したくもねぇ。
嫌われたって個性だと思わせれば勝ちだ。
それは個性だと主人公に言われる。
その時お前はどうなんだと言い返す。
この掛け合いが素晴らしかった。
あの少年の関西弁を治すために落語教室を始める。
その少年に元プロ野球選手の湯河原さん野球を教えて少年が負けて押入れから出てきた時ひっぱたいてしまう。もちろん少年は泣いてしまう
1番心に残ったシーンは主人公が香里奈に言った言葉。
猫だってそうだろう。
懐いて見せなきゃ誰が撫でる。
お前一生そのままだ。野良猫だ。
そこですかさず湯河原さんが、お酒を注ぐシーンもぉ胸を打ちますね。
ほおずき市のシーンで彼の言葉に香里奈が泣くシーンも染みて女心を感じる。
かわいくない香里奈に自分を重ねて見てしまった。