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男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け評論(14)
宇野重吉がとらやに転がり込む前半、おなじみの面々の反応、面白すぎです。
舞台は一転我が県へ。ようこそ寅さん、なんか嬉しくなります。龍野、今も風情ある街です。ここからはマドンナ太地喜和子との話。このあたりのバランスも絶妙。啖呵をきって悪党のもとへ向かう場面、かっこいい、しかもオチあり(笑)
二つの話が綺麗に繋がるエンディングも最高!
とらやでの小気味良い会話、随所に散りばめられたギャグ。目を離す暇がありません。
かつてのマドンナ榊原るみが端役で。帰ってきたウルトラマン世代の私はそこだけ切なくなりました。
劇場公開日 1976年7月24日
渥美清48才
倍賞千恵子35才
マドンナは太地喜和子33才
太地喜和子は秋野太作の元配偶者。
48歳でスナックのママが運転する乗用車が桟橋から海に転落する事故により死亡。
ゲストは宇野重吉62才
宇野重吉は日本画の大家。ちょこっと筆で書いた落書きのような絵が10万円くらいの価値になるという。
太地喜和子は兵庫県たつの市の芸者。悪いやつに数百万円をだまし取られる。
ここ数作品はテキトーとも思えるような脚本が多かった男はつらいよシリーズだったが、このシリーズ17作目はちゃんとした人情噺で、ラストにはちゃんとオチもある良作だったと思う。
62才の爺さんだが宇野重吉がかっこいい。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
いつか父と二人、柴又帝釈天にお参りに行ったことを思い出しながら観ていた。その頃私は小学生か中学生、埼玉から自転車で3時間かけて江戸川を下っていたのだ。帝釈天参道の団子屋で休憩をしたときに、父が寅さんの話をしていた。その頃の私はアクション映画が大好きで、こんな映画なんて見向きしなかった。ただその団子屋のあんこがとっても甘くて美味しかったことを覚えている。
それから何年も経って、私は今でも映画が大好きで、ふと「寅さんを観てみたい」と思うようになった。そのきっかけが何だったのかは思い出せない。〈次に観たい映画リスト〉に寅さんを書いたのはたぶん1年程前だろう。それでもやはり他の映画に興味が惹かれ、リストの寅さんにはずっとチェックマークが書かれないままであった。
初めて観る寅さんはとっても粋で、本当に不器用な人であった。でもそんなところに周りの人間たちは惹かれている。それは観客である私たちも同じだと思う。
映画に出てくる日本の風景はどこを切っても美しく、描かれる人間は全員が全員魅力的である。どこまでも人間的なのだ。
高倉健の「駅」で観たとき、倍賞千恵子が本当に綺麗だと思った。この映画でも、変わらず綺麗です。
つらつらと書いたけど、レビューなんてしたくない。上手く言える筈がない。もっと色んな人に観てほしい。この映画を観て「ああ、なんか良いわね、こういうのも」って言える女と一緒になりたい、とか思った。以上。
テーマをお金とするこれ程鮮やかな物語を知らぬ。
本連作中、最高傑作。
終盤唐突に動き出す本筋から小さく確かなどんでん返しのラストに至る物語量の正しさに毎度泣く。
寧ろ老画家の成長譚なのも心地好い。
また観る。
ぼたんは寅さんのことを本当に好きだったんじゃないのかな。
でも寅さんは寅さんで一緒に所帯を持とうと軽々しく言ってたけど、あれは冗談だったのだろうか。その後、ぼたんの再登場がなかっただけに、その真意を確かめることは出来なかった。
リリー(浅丘ルリ子)は全作品中4回も出ているのに。
そういや寅さんの母親が柴又芸者だったことを思い出した。
寅さんは、気風のいい姐御肌のぼたんに母・お菊の面影を見たのかもしれない。
宇野重吉の飄々とした風体が、これまた憎めない老画伯の雰囲気にぴったりでしたね。
本作は『男はつらいよ』シリーズの中でも屈指の名作だと思います。