ダニエル劇情

ティム・ロビンスとスーザン・サランドンの息子マイルズ・ロビンスと、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子パトリック・シュワルツェネッガーというハリウッドの2世俳優が共演し、内気な青年が、圧倒的カリスマ性を持つ“空想上の親友”に翻弄される姿を描いたスリラー。内気で繊細な少年ルークには、自分にしか見えない空想上の親友ダニエルがいた。しかしある事件をきっかけに、ダニエルの存在を封印することに。時が経ち、成長したルークは孤独と不安に苛まれ、再びダニエルを呼び覚ます。カリスマ性あふれる美青年の姿で現れたダニエルの助言により、ルークの人生は好転していく。やがてルークはダニエルを必要としなくなるが、ダニエルはそれを許さず、次第にルークの精神を支配するようになっていく。ルークを演じたマイルズ・ロビンスが第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭で男優賞を受賞。パトリック・シュワルツェネッガーがダニエルを演じた。俳優イライジャ・ウッドが製作を手がけ、「デッド・ガール」のアダム・エジプト・モーティマーが監督・脚本を担当。

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ダニエル評論(6)

Ciemilmosc
Ciemilmosc
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The mind will do anything to avoid confronting just how alone
it is in the universe.

世紀の美だんご... 前髪を垂らし、いつも猫背で歩き、暗く、ダサい服装で友達が一人としていないマイルズ・ロビンス演じるルークと髪をオールバックにし、胸を張り、スタイリッシュに着こなし笑顔の裏に悪を感じさせるパトリック・シュワルツェネッガー演じるダニエル... この二人のコントラストは旬な彼らでしかできない。日本人がいくら手足が伸びても小顔になったとしても彼らのオーラには嫉妬という言葉さえ足踏みをし、尻込みをしてしまう。
その対比が顕著に表れるのが、ヴェラザノ=ナローズ・ブリッジの橋脚でのニューヨークのヴェラザノ海峡を望む二人の会話は、美男を好きな方なら彼らの美しさから失神もの⁉ そのシーケンスを支えているクリストファー・スティーブン・クラークによるピアノ曲 "Mumanguish" が彼らの愛おしさを倍増し、この映画の芸術的、耽美的、排他的映像化の粋となっている。

しかもルークが試験中、ダニエルがいきなり裸になり、ダニエルは体に書いた答えをルークに教えたいのか? それともぜい肉をそぎ落とし、鍛え上げられ、ビルドアップした身体をただ見せびらかしたい為か?
同性愛の危険なカオリも...

"To be naked is to be oneself. To be nude is to be seen naked by
others and yet not recognized for oneself."
イギリスの美術評論家ジョン・バージャーの「ものの見方」より
映画の中で、キャッシーが芸術の世界に飛び込むきっかけとなったジョン・バージャーの言葉を知っているそんなルークの博学なところが好きになり、ラストのシーンのカギを握る女性となっている。

Do you wanna go play?
映画の冒頭のカフェでのショッキングな乱射シーン... そしてそこでダニエルと少年のルークが出会う印象的な場面なんだけど、大概はこんなことをプロットに取り入れる映画ってしれている⁉

数えきれないほどリメイクされている古典映画『ジキル博士とハイド氏 』のような二重人格者の物語なのか? それとも生きることに正面から挑むデヴィッド・フィンチャー監督製作の1999年の映画『ファイト・クラブ』のような映画になるのかと思っていると... 行きつくところは、シドニー・ポワティエ以来二人目のオスカー主演男優デンゼル・ワシントン主演映画『悪魔を憐れむ歌(1998)』には及びもしない亜流のホラー映画になり下がる展開となっていく。

"Patrick Schwarzenegger says he was inspired by Nicolas Cage
for new horror role"     ニューヨーク・ポスト2019.12の記事より
俳優イライジャ・ウッドが立ち上げた映画およびゲーム制作会社SpectreVision... 本作品と何かの偶然か? パトリック・シュワルツェネッガーが影響を受けたとされるニコラス・ケイジが主演を務めた希代の怪奇小説家ラドクリフ原作の映画『カラー・アウト・オブ・スペース -遭遇-』も同じ年にリリースされている。

AMAと呼ばれるインタラクティブ(双方向)インタビュー形式のソーシャルネットワークのサブレディットに2013年、俳優のイーサン・ホークがこんな事を語っていた。「ニコラス・ケイジはマーロンブランド以来、芸術としての演技において実際に何か新しいことをした唯一の俳優です。彼は私たちを表現形式上の自然主義の執着から、古典的吟遊詩人が愛されたように私が想像する一種の演技スタイルにうまく導いてくれました。」
インディ・ワイヤのインタビューでは、ニコラス・ケイジは関連しているような言葉を残している。「私はずっと前に、自然主義的な演技を求めはしないと決断をしました。映画『グランド・ジョー(2013)』でやったように、時々そうしますが、他のインスピレーションもいくつか試したかったのです。私はアートのシンクロニシティ(ユングの提唱した共時性)を信じています。あるアートの形でできることは、別のアートの形でできるということです。ですから、『ゴーストライダー(2007)』でやったように、エドヴァルド・ムンクの『叫び』を真似て、抽象的な演技ができます。またオペラや西洋の歌舞伎にしたいのなら、それもできます。」

パパのシュワちゃんが、息子の映画を見て、息子も成長したみたいなことを言ってたみたいだけど、この映画『ダニエル』に関しては、悪の存在を具現化したことで、アニメティックになってしまい、映画自体もありきたりなホラー映画になってしまっている。前半のスクリプトとかなり違う世間受けを狙ったとしか考えられない安直なところも至極残念な映画と言えるかもしれない。
azjlkde
azjlkde
ルーク役のマイルズ・ロビンスの母であるスーザン・サランドンが好きなので、どうしても甘くなってしまいます。目と、特に鼻のあたり、サランドン入ってた。

ルークが、ダニエル=ルークになった瞬間の顔と表情とヘアスタイル&スーツ姿に、鳥肌がたちました。かっこいい!上手い!伸びしろある!

図書室(書斎だったかな)で、色んな本を取り出して、キャシーと話してるとき、モーリス・センダックの絵本『かいじゅうたちのいるところ』の冒頭の文がちょろっと読まれた。その絵本の主人公のマックスは、ママに叱られて夕飯抜きにされて寝室に放り込まれる。そうしたら、ダニエルみたいな怪獣が沢山居る場所に着いてしまった。でも、ひとしきり遊んだら、マックスは温かい夕食が用意されている自分のお部屋に戻れた。ルークだって、成長がゆっくりなだけなのに。

精神的に不安定な母親を子どもの頃から見ていると、いつかは自分もそうなるんだろうか、という不安と心配と恐怖が出てくるのは当然とまでは言わないけれど、あり得ると思いました。

音がないシーンがゼロだったかな、と思った程、常に音楽か音がかなりのボリュームで聞こえてくる映画だった。最後あたりは、バッハの受難曲。良かった。
aafinfu
aafinfu
家庭に問題が有り、空想上の友達ダニエルを生み出した少年ルークの話。

母子家庭となり、空想上の友達ダニエルと遊ぶ様になったルークだが、問題を起こして、ドールハウスにダニエルを封印。
大学生になり実家を離れていたが母親が壊れ、精神的に参っている中で封印を解いてしまい巻き起こるストーリー。

ダイナーの事件から始まるけれど、登場人物やストーリーにはまるで関係なし…って解りにくいなぁ。

どちらかと言えばおとなしめで真面目なルークに対し、ワイルドで下品なダニエル。
ルークの眼前には他者にはみえないダニエルが常に存在し話をしたり、影響を受けたり…。

本人も想像上の友人という認識はあったものが、侵食されて自分が閉じ込められる?解離性同一性障害?人にもみえる?
それはオーラの様なものとか納得いかないこともなかったけれど、結局は見た目の通りファンタジー?
屋上を引きで写しているところは1人みたいだったし、その割にラストは…。

スリラーというよりも、ホラーなファンタジーに感じてしまって、ちょっと自分の期待したものとも好みのものとも違った。
emqixvc
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主人公のルークは幼い頃、両親の不仲な関係に不安を覚え、空想の人物ダニエルという存在を創り上げ彼と会話し遊ぶ事を楽しむ。
そんな姿を母は心配し改善させる。ルークは一旦ダニエルの存在を消す事ができた。
時が経って大学生になったルークは大学生活へのプレッシャーや、今度は母親が幻聴や幻覚からくる自傷行為を繰り返したり総合失調症を患い精神病棟に入院となる。
そんな日常生活から心へプレッシャーがかかり十数年ぶりに心に閉じ込めていたダニエルの存在を解き放ってしまう。

このダニエルというのはルークの頭の中にだけ存在する幻覚なわけだからもちろん他人には見えない。
当初はダニエルはルークと共通する事の多い価値観の持ち主として共生していくが、徐々に価値観、思考共々かけ離れた存在となり、ダニエルは人徳に反した悪的な存在となる。
その悪であるダニエルの存在にルークは支配され最終的には周囲を傷つけ孤独となり最後は自殺して話は終わる。
この幻覚症状をサイコチックにそしてホラーチックに描かれているので面白かった。

このルークとダニエルの関係はいわゆる病的な関係性なわけだが、この自分の中にもう1人の自分がいる感覚というのは病気までいかなくても誰しもが経験ある事ではないか。
例えばやってはいけないと分かっている事を一瞬やってみたい、やったらどうなるのか。こんな様な自分とは反する考えを自分自身の中で自問自答する経験はあるのではないか。
その存在関係を究極に極めた世界観がこの作品であり擬似体験しているような感覚になり楽しむ事ができた。

さすがにルークの様の経験はないがこの創造の世界は共感できたり没入できる。この監督、そして作品に関わる関係者は経験者ではないかと疑いたくなるくらい妙にリアル感を感じた。

頭であれこれ考えてしまうと理解が難しくなりそうな作品に感じる。感性で楽しむような作品に感じた。

この作品のもう一つの魅力はダニエル役のシュワちゃんの息子の存在。時折見せる強い眼差しが若い頃のシュワちゃんを彷彿させてくれ、シュワちゃんファンはこれらも楽しめる要素の一つである。
お父さんに比べたら体はだいぶ細いがこれからお父さんの様になっていくのかな。これからが楽しみな俳優の1人である。
Aehreectonrh
Aehreectonrh
空想上の親友ダニエルを、パトリックが好演。
優しくも妖しく、隠し持つ闇を見事に表現。
直感で怖いと感じさせつつも、
惹き込まれる魅力と存在感は素晴らしい。

その親友ダニエルに支えられながら変わっていく、
温厚で優しい素朴なルークをマイルズが熱演。
前半、中盤、後半のルークの表情と葛藤は必見。

『人』『家』『鍵』がキーワード。

基本的にダニエル含めて見えないモノだが、
だが全て心の中にあり、現実と変わらないモノ。
『サスペンス』から、気付けば『スリラー』に。
このストーリーの"変換点"に突き放されず、
ルークと同じくリアルとして"楽しめる"かどうか。

決して他人事ではない現代の心の病、闇。
心の拠り所、逃げ場所、そして現実。
幻覚と現実との違和感は全く感じさせない、
素晴らしい演出、脚本、構成。
心の内面に訴えかけてくる二重人格的な怖さに、
ダニエルの問いかけ、登場するタイミング、
これに効果音、音楽、カメラワークが秀逸。

徐々に明かされていくダニエルの正体。
伏線を一気に回収、衝撃的な展開とラストに絶句。

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