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プール プロット 日本 09月12日 2009 台灣上映
水いらずの星 プロット 日本 11月24日 2023 台灣上映
顔のない眼 プロット フランス・イタリア合作 10月20日 1960 台灣上映
頭のない女 プロット アルゼンチン・スペイン・フランス合作 01月01日 1900 台灣上映
空のない星 プロット 西ドイツ 04月19日 1983 台灣上映
姉のいた夏、いない夏 プロット アメリカ 07月07日 2001 台灣上映
水のないプール評論(6)
監督は鬼才・若松孝二。
本作で内田裕也がクロロホルムを吸い込まないために着けていた異様な黒マスクが、変態チックでゾクゾクする。
人によっては ecstasy を感じる人もいるかもしれませんよ。
単純で女の裸がたっぷり登場する割にエロ度は低い。おいおい、そりゃヤバいだろうなどと冷静になっていたことや、死姦と同じだろうと感じられると、裸が単なる物体にしか思えなくなるからです。
クロロホルムの最初の実験台はMIE。しかし、窓から注射針で吹き込んで、どれくらい眠っているのかを確かめるだけ。最後までMIEや同居人の水のないプールで戯れる女に手を出さない内田。痴漢から救って、いつまでも“いいおじさん”でいたかったのだろうか。
特異な犯行として、レイプが終わると、洗濯や食事の用意までする性癖。徐々にエスカレートはするものの、タモリが店主のカメラ屋からポラロイドカメラを買って撮りまくる習慣が身についただけだ。相手はとにかく失神しているので、色気もくそもないためか、自己満足の世界に浸っているのだ。
案外豪華なキャストと特別出演の面々。それでもチョイ役ばかりで、結局は暴れん坊の内田裕也のはまり役ぶりが目立った作品だった。全体的に静かなシーンが多くて抑揚がない。観客も同時にクロロホルムを嗅がせられるような効果を狙ったものなら文句もないが・・・
【2007年9月金沢映画祭青いオトコまつりにて】
神代辰巳との「鳴呼!女たち 猥歌」もそうだが、若松孝二とのタッグもまた危険な匂いしかしない、ド変態極まりない作品になってしまった!?
ピンク映画時代の若松孝二は女と見ればすぐにレイプの印象が?この頃もイケイケに内田裕也って危険な男とナチュラルにレイプ、そんな野蛮さが抜け落ちたら変態だけが残った。
あの内田裕也が家族サービスをしている場面は演出といえど笑える反面、寒気がする。
最低最悪で下衆な行為をしているのに何でか滲み出る優しさと哀愁漂う表情に、男としての渋味すら醸し出す魅力が溢れる内田裕也って、天然記念物!??
内田裕也の行動全てから、目が離せない。
主人公の暴行魔を演じた内田裕也がエキゾチックな危うさ溢れる演技で素晴らしかった。ピンクレディのMIEは凄く可愛かった。カメオ出演している豪華な有名人達の存在感も印象的だった。