白雪姫の赤い靴と7人のこびと
白雪姫の赤い靴と7人のこびと劇情
ワケありな白雪姫とこびとたちが“本当の美しさ”を巡って繰り広げる冒険を描いた長編アニメーション。ぽっちゃり体型の白雪姫は、魔法の赤い靴を手に入れる。その靴を履くと背が高くスレンダーな姿になるが、脱ぐと元の姿に戻ってしまう。赤い靴を履いた白雪姫を見た7人のこびとたちは、その美しさに目を奪われる。そんな彼らの正体は、魔女の呪いによって姿を変えられたハンサムな王子たち。そして呪いを解く方法は、世界で最も美しい娘のキスを受けることだった。白雪姫の声を「キック・アス」シリーズのクロエ・グレース・モレッツ、こびとに姿を変えられた王子の声を「あと1センチの恋」のサム・クラフリンが担当。ヒューマントラストシネマ渋谷＆シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2021」上映作品。
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白雪姫の赤い靴と7人のこびと評論(1)
We thought we'd saved a witch, so, we attacked her. But we were
wrong. She wasn't a witch, she was a princess.
The Fairy Princess！
How were we supposed to know? She looks like a witch, and everyone
knows that a princess doesn't look like a witch. Anyways, she wanted
to teach us a lesson, so she put a curse on us.
あるおとぎ話に出てくるおとぎの島のお話... 通称”怖いもの知らずの7人の勇者”またの名を”F-seven”。 ある日、王女さまを助けたと思ったら魔女だったなんて思っていると本当は王女さまだったと思っていたら、今後の為と称して、王女さまから呪い魔法をかけられ、7人のイケメン勇者が7人のドワァーフに変えられちゃいましたよって？ その人、魔女じゃあ～りませんか～ぁ??? 個人的なことで恐縮ですけど、この最初のプロット・ポイントの魔女なのか?それとも王女さまなのか?と迷わせるたわいもないツマズキが後々の話しの流れを悪くし、しかもここで使われているフィルムスコアにあたる音楽と映像の融合が少しいびつにも感じるようになってしまっている... ただし個人的に
What if Snow White was no longer beautiful and the 7 Dwarfs not so
short?
WORLD SALES FINECUT LOCUS
シナリオ自体、ラストの話しの終わり方やそれまでのマーリンを中心に7人のドワァーフの活躍や王女スノー・ホワイト(レッド・シューズ)とのいつまでも見守りたい淡い恋模様などいい感じで描かれていて、しかも冒険活劇・コメディとしても申し分がないように見えるところに好事魔多しのたとえ話があるように．．． 韓国のアニメ制作会社Locus Creative Studiosがディズニーのアニメ部門で腕を振るっていたホン・サンホを監督に招き入れ、日本円にして約21億円の巨費を投じた韓国初となる長編CGIアニメーションのはずが... 2017年5月18日から始まったカンヌ映画祭のプレミア上映会の時の宣伝用ポスターが映画の本質とは関係のないところで独り歩きをして、論議を呼んでいる。主人公のレッド・シューズが使用後と使用前で肩を並べるように細いレッド・シューズとチビで太ったレッド・シューズが並ぶと”太ったちびは” ➡ 美しくない ➡ 醜い... と印象付け、しかも連想させるポスターがお子さんを持つ母親を中心にナパーム級の怒り爆発となってしまっている。これが大人向けの映画なら許せる部分もあり大目にも見れるかもしれないが、それが子供向けとなるとお話が違います。
The one who's not really your type.
I kind of liked the short and green Merlin.
But I'm still that Merlin inside.
Yes, yes you are.
Any idea who that girl is?
この映画のビラン役の魔女レジーナがディズニー映画「塔の上のラプンツェル」でのビラン、マザー・ゴーテルとクリソツであったり、シナリオ自体やキャラにおいて「シュレック(2001)」や同じ年の映画「愛しのローズマリー」にキャラ被りが見受けられると言われている本作。アニメ界の後発の試練として受け止めることが出来るなら、そんなことを差し引いても主演のレッド・シューズの吹き替えを担当したクロエ・グレース・モレッツさんもアニメの声優として3作目ともなり卓越した表現力は抜群にさえているし、お相手役のマーリンの声を担当したイケメン俳優、サム・クラフリンは最近鑑賞した「ナイティンゲール(2020)」や「ロンドン・バーニング(2019)」で見せたような非人間的な役柄とは180度、天と地がひっくり返ったような好青年イケメン勇者を好演されていた。
2020年に公開されたディズニー映画「2分の1の魔法(2020)」がイスラム圏での宗教上の理由から上映中止になったり、ユニバーサル映画「スノー・ベイビー(2019)」がフィリピン、ベトナム、マレーシア諸国から政治的大人の事情から上映中止の憂き目にあったりと落ち着かないアニメ業界。
個人的には、このポスターと宣伝文句には違和感を感じ、いただけないけ点があるのは確かなことで、本作の映画の内容や細かい部分の映像が大手の映画会社から比べると多少見劣りが散見するかもしれないけれどレッド・シューズのキャラクターは個人的には可愛くてそして心根の優しい、素敵な人に描かれいたのは好印象なものとなっている。何をおいても... エンドロール・クレジットで流れる曲 ジョーディン・カネが歌う"This Is Me"
♪I'm feeling good today
Ain't nothing standing in my way の歌詞で始まる爽やかな曲でこの映画の幕がおります。