就職戦線異状なし
プロット
日本
06月22日 1991 台灣上映
北西戦線
プロット
イギリス
02月14日 1961 台灣上映
私のはなし 部落のはなし
プロット
日本
05月21日 2022 台灣上映
シシリー要塞異常なし
プロット
イタリア
11月16日 1974 台灣上映
嵐の果し状
プロット
日本
08月01日 1968 台灣上映
おかしなおかしな成金大作戦
プロット
アメリカ
04月29日 1988 台灣上映
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西部戦線異状なし評論(6)
第3回アカデミー賞作品賞受賞作。
DVDで鑑賞。
原作は未読です。
言わずと知れた反戦映画の名作。
愛国教育に感化された若者たちが本物の戦場で体験する不安、恐怖、死、痛み、理不尽さ、虚しさ、絶望…。
死と隣り合わせの日常で、愛国心に沸き立っていたかつての姿は失われ、戦争が内包する凄惨さが浮き彫りになりました。
新兵ポールの視点で描かれる出来事が胸に刺さりました。
偶然逃げ込んだ砲弾穴で鉢合わせしたフランス兵を、咄嗟に銃剣で刺し殺したポールでしたが、懐から妻子の写真がこぼれ落ちて来て、相手も人間だったことを思い知る…。
負傷して故郷へ帰還すれば、若者たちに武勇伝を聞かせてくれとせがまれるも、実際の戦場では華々しい出来事など微塵も無く、ありのままを話してもかつての自分のように愛国心に高揚している若者たちには欠片も届きはしませんでした…。
やがて訪れる、最期のとき…。いつもとは違って静かな戦場に迷い込んで来た一匹の蝶。自らの姿を重ねたのか、それを捕まえようとそっと塹壕から手を伸ばしたポールを射抜いた狙撃手の弾丸…。悲しい名シーンだなと思いました。
ラストはリメイク版が好み。
状況は今も大きく変わらないかも?
特別なディナーが過酷な戦場への出兵の合図。
これ、アメリカ映画だけど主人公はドイツ人なのね。
制作年の1930年ったら、まだ第二次世界大戦の前だ。舞台は、第一次大戦。この戦争は実際、早期に終わるとみられていた。
だから、割と楽観的に出兵した若者も多かったらしい。しかし、機関銃の組織的運用などで防御側が優位となり長期化した。毒ガスや火炎放射器も戦争を終わらせるまでもなく。
良心の呵責から、敵兵を助けようとする主人公。生きて帰って、同僚の戦死を家族に報告するも、罵倒される。
戦争の悲惨さを丁寧に描き世に訴えた作品。しかし、人類はまた戦争を引き起こすってのが悲しい。
映画ととしても特撮の稚拙な時代に良くここまでリアリティーのある戦場シーンを撮れたものだと感嘆するばかりだ
団塊世代の人々は本作に特に思い入れが激しいようだ
しかし21世紀に生きこれからも生き、さらに次世代を育てていかなければならない我々の世代の目線で本作を観るとどうだろう
戦争するくらいなら殺されようと繁華街でビラを配って歌っている団塊左翼老人達の主張を代弁しているように見えてしまうのだ
主人公が休暇を得て故郷に帰った時の老人達の非現実的な戦争推進談義の逆パターンに見えるのだ
本作のようになりたくなかったら、自ら進んで殺されようと団塊左翼老人世代は本作を利用してそそのかしているのを我々若い世代は散々見てきた
自分達の理想の為に次世代を犠牲にしようとしている無責任な態度だ
正に戦場に学生を送り込もうとする教授の逆パターンだ
それ故に本作は冒頭で但し書きが映されるように
砲弾によって破滅させられたある時代の男達の物語が描かれたものとして、より客観的に観る必要がある
そうでなければ、老人のアギーレに連れて行かれた先には次の世代にはキリングフィールドが待っているのだから
本作をそれに利用させてはいけない