13歳の少女が青春の入口を通り抜け、人生の喜びと悲しみにふれるさまを描く。フランスでは四五〇万人の観客を動員するヒットを記録した。製作はアラン・ポワレ、監督は“La Gifle”(74)のクロード・ピノトー。彼と女流のダニエル・トンプソンが脚本を執筆し、トンプソンが台詞を書いている。撮影はエドモン・セシャン、音楽はウラジミール・コスマが各々担当。主題歌「愛のファンタジー」をリチャード・サンダーソンが歌っている。出演は七〇〇人の応募者のなかから選ばれたソフィー・マルソーを始め、クロード・ブラッスール、ブリジット・フォッセー、ドニーズ・グレー、シーラ・オコナー、アレクサンドラ・ゴナン、アレクサンドル・スターラン、ベルナール・ジロドーなど。
ラ・ブーム評論(3)
思春期の女の子が、愛と自由を得て人生の喜びを知る物語。
幼い恋は見ていて危なっかしいと感じるだけなのは、自分がすでに娘を心配する親の立場でしか、この作品に触れることができないからだろうか。
ちょっと危なっかしいけれど、観ていて可愛らしかった。そしてあのおばあちゃん凄い。ああいうおばあちゃんが欲しいなって思った笑
2もあるけど、観るほどじゃないかな。
フランスの文化や価値観も垣間見れるが、話は至って普遍的。
経験や成長、出会いを通じて、恋する喜びや人生を知る。
女の子の甘酸っぱい青春ストーリー。
タイトルの“ラ・ブーム”とはダンス・パーティーの事。
誰と行くか、誰々に誘われるのを待つドキドキ、何を着ていくか…アメリカ文化で言う所のプロム。
日本では馴染み無いが、強いて言えば、運動会や文化祭のダンス・プログラムでのドキドキみたいなものか。
ヒロインの青春劇と並行して、家族の諸問題も。
そんな中、時折助言をしてくれる人生熟練者、ひいおばあちゃん最強説。
正直話としては少々退屈な部分もあったが、ソフィー・マルソーを見る為だけでも本作を見る価値はある。
何度も何度も何度も言い回されてきただろうが、ここは同じ言葉を重ねたい。
ソフィー・マルソーが可愛いッ!!
“美少女”“千年に一人の…”という言葉は本作のソフィー・マルソーの為にあるのではなかろうか。
見出だした監督やキャスティング・ディレクターは歓喜しただろうね。
劇中の他の女の子と比べると、ちょいと大人びた雰囲気も堪らん。
さて、ソフィー・マルソーが出るとどうしてもセクシーやエロに期待してしまう。
本作では皆無。だってこの時はまだ女の子だもん。
セクシーやエロは彼女が大人になってから。