ウルフ
プロット
アメリカ
09月23日 1994 台灣上映
ウルフ・アワー
プロット
イギリス・アメリカ合作
07月31日 2020 台灣上映
ティーン・ウルフ
プロット
アメリカ
03月08日 1986 台灣上映
キャプテン(1981)
プロット
日本
07月04日 1981 台灣上映
キャプテン・シンドバッド
プロット
アメリカ
12月24日 1963 台灣上映
キャプテン・ノバ
プロット
オランダ
01月06日 2023 台灣上映
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キャプテン・ウルフ評論(8)
子守など苦手なおじさんが奮闘するギャップの面白さではシュワちゃんの「キンダガートン・コップ(1990)」やエディ・マーフィの「チャーリーと14人のキッズ(2003)」が思い浮かぶ、本作もネービーシールズの強者に子守をさせる無茶な設定、しかも赤ちゃんから高校生まで5人と子だくさん、ペットと言えば猫か犬が相場だがアヒルが登場でてんてこ舞い。核攻撃阻止の秘密プログラム「ゴースト」をめぐる北朝鮮スパイらしき敵も暗躍するサスペンス風サイドストーリーを交えて笑いとほのぼの感満載のファミリーコメディ映画。
主役のキャプテン・ウルフ(ヴィン・ディーゼル)はベビーのおむつ替えが苦手、次女のガールスカウト部隊を特訓、見事いじめっ子連中をおしおき、免許の取れない長女に運転指導、ワイルドスピードのドミニク直伝だからカーチェイスも制覇、あげくは長男のミュージカルの演出までこなす大活躍。インディージョーンズばりの金庫室の仕掛け、次男の子守歌が伏線だったとは驚いた。最後はアヒルが急所攻撃で一件落着。校長先生との恋花も咲いたようでめでたしめでたし。
ストーリーは中庸だが奇抜なエピソード連発に笑みが止まらない快作でした。
オムツと演劇と運転とガールスカウトの話がほとんどで全体的にぬるい。これなら別に軍人じゃなくても良くないかと思った。ストーリーは分かりやすくて良かった。
おまけに米海軍モノなのだ。ディズニー映画なので人を殺すシーンはないものの、ステルスで攻撃しただの、特殊任務についていることを自慢気に話す主人公シェーン・ウルフ。あまり好きではないなぁ~と感じたし、原題PACIFIERをなぜキャプテン・ウルフとしたことも疑問だった。原題の意味は「(赤ちゃん用)おしゃぶり」だから、そのままだと日本じゃ受けないのだろうけど、キャプテンという階級は大尉じゃないようだし、もちろん、レスリング部のキャプテンという意味でもないだろう。これは単に語呂が良かっただけなのかもしれないですね。
そんなわけで、コチラでは吹替版しか公開されないということもあって、完全スルー態勢にあったのですが・・・
【以下ネタバレ激注意】
ネオナチまで登場させるのかよ!と試写会場から逃げ出したくなったのも束の間。完璧なまでの『サウンド・オブ・ミュージック』へのオマージュが登場したのだ♪長男セスが「もうすぐ17歳」を歌う、このシーンだけでもう泣けてきました。いい子だったんだぁ~と、金髪に染めた頭をなでなでしたくなってきたと感じた直後に、ディーゼルが劇の演出を買って出たり、長女の車教習や次女のガールスカウト訓練、おまけに次男のためにピーターパンダ・ダンスを踊る姿を見るにつれ、徐々に涙腺がゆるくなってしまいました。
極めつけはママが帰ってくるシーンにてまたまた『サウンド・オブ・ミュージック』をダイレクトにリスペクトするところ。これはファン必見でしょう。確実に泣けます。ただ、『ゴースト ニューヨークの幻』のファンは泣けないどころか、苦笑するしかないのかもしれません・・・また、謎のアジア系隣人妻の眉毛が無くなったのは『ゴースト』のウーピー・ゴールドバーグのパロディなんでしょうね。ちょっとだけ残念なのは、ラストシーンで「シェーン、カムバック」とパロディを出すのかと思ったけど、出てこなかったところでしょうか(でも、みんな心の中で叫んでたハズ)。
日本語吹替えはヴィン・ディーゼルがガレッジセールのゴリ。相棒の川田も意外な役の吹替えに参加してます。吹替えスタッフを見て、また大笑いできるかも・・・