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スマイル 聖夜の奇跡評論(8)
なんと言うか、評価に困る映画です。映画全般に陣内節満載。まじめに泣けるのかと思いきや、テレビで見る陣内監督のイメージそのままのおちゃらけシーンがあったり、チャウ・シンチー張りのインチキ(失礼)SFXがあったりと、結構何でもありの映画です。
今の話と思いきや、実は、今から20年前の話と言うのもミソ。現在ではなく、20年前にしなければならない理由が特に見当たらないので、若干混乱します。雰囲気は、現在感満載なんだけどねぇ。
森山未來の演技が、いろんな意味でキレテいます。ど素人監督の彼の指導で、弱小アイスホッケーチームのスマイラーズが勝ち進んでいくところの描き方が、ちょっと弱いです。もう少し、苦悩してもいいと思うんですが、結構あっさりと勝って行ったりします。
他方、加藤ローサ。北海道のスケートモノと言えば『シムソンズ』(?)ですが、再び、北海道のスケートモノ映画への出演。前回は女子高生と言う役柄でしたが、今回は、成長して、お年頃の女性の役を演じています。彼女は、こう言う役がうまいですねぇ。そのほか、田中好子、谷啓、原沙知絵、佐藤浩市など、豪華な俳優陣がそのほか多数出演。ほとんど、ちょい役でしかない人も居てビックリです。
劇中、何故だか「The Little Drummer Boy」が重要なポジションを占めています。この曲に陣内監督は、思い入れでもあるんでしょうか? 一応、この曲がこの劇中で重要な意味を持つ伏線は描かれているのですが、この曲である必然性が・・・?です。
はっきり言って、かなり陳腐な脚本で、まじめなんだか、ふざけているんだか分からない演出も多いですが、何故だか心が温まる不思議な映画です。
って言わせてくれますありがとう、
タップダンスとアイスホッケーのつながり。そういうものはよくわからなくて謎なところも多いけれど、総じて非常に良い映画でした。
森山未來のダンス、歌、演技。全てを見れる。
そしてなにもかもうまい。最高です。
スポーツの映画。所謂よくある弱いチームが強くなります。そんな映画なんだけど。そのシンプルさもまた良かった。コメディちっくなところもあるし。でもやっぱり最後は泣けちゃうし。って言う映画でした。
正直2時間は長いなーと思ったけど。
森山未來のタップダンスが光ってた。
やっぱ森山ちゃんは、ハツラツとした元気な役がいいっすねー。好きです。
子供達も初々しくて、かあいかった。
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ひょんなことから小学生アイスホッケー・チームの監督となった元タップダンサーがチームを再生していく、笑えて泣ける感動ドラマ。
演出的には未熟さや荒っぽさも感じられるが、陣内孝則監督の人柄や思い入れを感じられる楽しい痛快作に仕上がっていた。
森山未來の演じる元タップダンサー・修平の振る舞いがテレビで見る陣内孝則そのもので、まずはそれが可笑しい。
展開は破天荒だけれどもアイスホッケーとタップダンスという組み合わせが意外と巧くまとまっていて驚いた。
作品全体のテンポがいいし、細かいところでちゃんと伏線を張り、それを回収できている丁寧な作りは素人作品とは一線を画す。
(中略)
キッズ映画、スポーツ映画、音楽映画、悲恋の難病モノ、そしてギャグ映画(あえてコメディとは言わない)、いろんな要素を欲張りながらも巧くまとめた快作。
おふざけが過ぎるきらいもあって傑作とまで持ち上げるには躊躇するが、迷うことなく「好き!」と言える可愛い逸品。
それでもなぜか良い映画だなと思わせられます、、
実は隠れた名作かもしれません。