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野ばら プロット ドイツ 08月23日 1958 台灣上映
パーマネント・バケーション プロット アメリカ 07月18日 1986 台灣上映
ばるぼら プロット 日本・ドイツ・イギリス合作 11月20日 2020 台灣上映
さらば掟 プロット 日本 09月15日 1971 台灣上映
さらばラバウル プロット 日本 02月10日 1954 台灣上映
さらばアフリカ プロット イタリア 03月05日 2021 台灣上映
パーマネント野ばら評論(20)
だから、痛々しく哀れで、と言いたいところですが、いや、本当に好きな人が好きなだけ見れて、好きなことしてくれるんだから極楽ですよね。
でも、現実にはそんな妄想が幻覚幻聴には現れないわけですから、戸惑いますよね。
どう感じて良いのやら、トホホな気持ちで観ていました。
また、周囲の人々のダメダメぶりからすると、この二人の「まっとう」な感じに歯が浮いてしまう。
画面の深度を意識したカットを重ねあげる点や、小道具の上手い利用、小池栄子、夏木マリらの素晴らしい人物造形のおかげで、くどい説明的な部分を感じさせない。
その中でも、主人公の義父である宇崎竜童がダメ男のダメ男たる所以を語る「夜中の2時のスナック」のセリフが忘れられない。
異論は多いかも知れないが、レオス・カラックスの映画を思い起こさせる。
このような純映画的な演出がしっかりとなされているにもかかわらず、菅野と江口の浮きっぷりに不思議な違和感を感じたのだ。
しかし、映画の終盤になって、この違和感が映画全体を支配する仄かなサスペンスの演出であったことが解る。
主人公の小学校時代の回想にむしろ騙されていた自分に苦笑いである。
この違和感を生み出した菅野美穂の演技力と、ここまで観客を引っ張ることに成功した吉田大八監督の演出力には脱帽である。
男に依存してないと生きていけない女性達。
これが都会と田舎の違いなのかもしれないですね。
都会だったら、やりたいことが沢山あるけど、田舎に住んでいたら1人じゃ生きていけない。
その穴埋めとして、男を求めてしまうのだとしたら切ないです。
依存しすぎた結果、一番一途だと思っていた女性が、実は一番狂っていたという衝撃のラスト…。
温かい砂の温もりを、大好きな彼の体温と錯覚するラストに涙が出そうになりました。
平凡に幸せに生きることは、単純なようで実はなかなか難しいのかもしれないですね…。
恋愛って、すればするほど気が狂うもの…
なのかもしれないなぁ。
女って受け止める側だし、どぉしてもねぇ…
主人公の彼女は確かに気が狂ってる。
だけど気持ちもわかる。
歳をとると恋愛は人を変えて反芻するだけ?
な気もしてしまう。そんな自分に気づく時
もぉその恋は終わってしまってるんだろうな。
だから気が狂ってくる気もする。
この歳で観たからか共感出来るなぁ…
この作品は深く考えると怖い映画ですね。
歳をとるって嫌だなぁって感じる作品でもあります。